内容説明
少女と不気味な訪問者との奇妙な交流を描く表題作をはじめ、「黒い手の呪い」、吸血鬼集団の血の祝祭「血の病」、連続殺人者と女性記者の交渉をミステリー仕立てで綴る「アーノルド・クロンベックの話」、ポストモダン・ゴシックの傑作「マーミリオン」ほか、長靴や蠅が語るブラックな寓話や、美しく歪んだホラーなど、全19篇を収録。
著者等紹介
マグラア,パトリック[マグラア,パトリック][McGrath,Patrick]
1950年、ロンドン生まれ。1988年、短篇集『血のささやき、水のつぶやき』でデビューし、「ポストモダン・ゴシックの旗手」と称される。1989年の『グロテスク』が長篇第一作。第二作『スパイダー』は作者自身の脚本で映画化され(監督デイヴィッド・クローネンバーグ)、話題を集めた。精神科の医師であった父親の影響を強く受けた作風で知られるが、2000年には歴史に題材を取ったゴシック風心理小説、Martha Peakeを出している。ニューヨーク・ロンドン間を往来しながら、英米両国で活躍中
宮脇孝雄[ミヤワキタカオ]
1954年生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中よりミステリ、海外文学の翻訳紹介を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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