出版社内容情報
『ある家族の会話』著者のエッセイ集。獄死した夫との流刑地の日々、須賀作品の基とも読める靴の話、パヴェーゼの思い出他11篇。
ナタリア・ギンズブルグ[ギンズブルグ,N]
著・文・その他
白崎 容子[シラサキヨウコ]
翻訳
内容説明
名作『ある家族の会話』の前に発表され、カルヴィーノも大絶賛した現代イタリアを代表する作家のエッセイ集。獄死した夫との流刑地の日々をつづった「アブルッツォの冬」、『ユルスナールの靴』とイメージの重なる「ぼろ靴」、友みなが不在の夏の日に自死したパヴェーゼの思い出「ある友人の肖像」など珠玉の11編。
目次
第1部(アブルッツォの冬;ぼろ靴;ある友人の肖像;イギリスに捧げる讃歌と哀歌;メゾン・ヴォルペ;彼と私)
第2部(人間の子ども;私の仕事;沈黙;人間関係;小さな徳)
著者等紹介
ギンズブルグ,ナタリア[ギンズブルグ,ナタリア] [Ginzburg,Natalia]
1916‐1991。イタリア、パレルモに生まれ、トリノで育つ。幼少時から詩作を始め、高等中学校時代には短編少説に才能を発揮する。反ファシズム活動家レオーネ・ギンズブルグと結婚し、1940年から3年間を夫の流刑地アブルッツォ州の村で過ごす。42年、最初の小説『町へゆく道』を刊行。夫が獄中死を遂げた後、ローマとトリノで出版社エイナウディを拠点とし、小説の執筆やプルーストの翻訳などに勤しむ。再婚したガブリエーレ・バルディーニとローマに転居後は戯曲にも創作の幅を広げた。57年、小説『ヴァレンティーノ』でヴィアレッジョ賞、63年『ある家族の会話』でストレーガ賞
白崎容子[シラサキヨウコ]
東京生まれ。東京外国語大学修士課程修了。1972~73年にローマ、2002~03年にフィレンツェとローマに留学。元慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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スズコ(梵我一如、一なる生命)