出版社内容情報
「ハン・ガンは一夜にして生まれたわけではなく、
この土壌から花開いたのです」
―斎藤真理子
斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス 全5巻
全国書店で予約受付中! 2026年10月刊行開始
◆既刊と予約商品は、カートが分かれます。
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韓国文学の中心で強靭な根を張ってきた偉大な作家たち
最高の紹介者による、決定版コレクション!
斎藤真理子による個人編集と全訳
韓国文学を多数紹介する斎藤真理子が、独自の視点で4人の作家とその作品、
および1冊のアンソロジーを厳選しました。全ての作品を訳し下ろしでお届けします。
現代韓国文学の〈土壌〉としての古典シリーズ
日本からの解放、南北分断、朝鮮戦争、軍事独裁政権、急激な経済成長、etc.
激動の時代を生き抜き、現代韓国文学の土壌を築いた戦後作家たちに焦点を当てました。
読みやすさを追求
1段組を基本とし、文字の大きさや書体、行間などにも工夫して読みやすさを追求しました。
また、いまの日本の読者にとって必要な注釈を適宜加えました。
カラフルで力強い装幀
カバーの鮮やかな色彩と、単色の力強い装画による装幀で、
それぞれの作品がもつ強烈な感情を表現しました。
手頃な価格設定
一人でも多くのみなさまにご愛読いただけるよう、お求めやすい価格を実現しました。
◎各巻予価:2,700円~3,600円(税別)
◎全5巻揃予価:16,300円(税別)
◎体裁:46寸伸判/上製/
304~336ページ
◎装幀:川名潤
◎装画:シバタリョウ
※カバー写真はイメージです。
全5巻予約でもらえる!
斎藤真理子著『〈斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス〉別巻』(仮題・非売品)
本シリーズの個人編訳を手がける斎藤真理子による、特別書き下ろしエッセイ集。
●申込締切:2026年12月31日 ●特典は、3巻『副市長は馬山に赴任しない』と同時にお届け予定です。
ハン・ガンのノーベル文学賞受賞、フェミニズム文学の熱気……
韓国文学の魅力の根源を伝えるシリーズがついに刊行!
「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」 創刊のことば
初めて原語で読んだ韓国文学は、朴婉緒(パク・ ワン ソ)の短編「盗まれた貧しさ」でした。まるで歯が立たなかったにもかかわらず、その吸引力は凄まじく、ここに何かとてつもないものがあると予感したものです。
そして四十年以上経った今、その存在感はいよいよ鮮明です。湧き上がる生命力、凄絶な悲しみと怒り、不条理に向き合う強靭な倫理、そして人の情。これは朴婉緒一人のものではありません。「韓国文学クラシックス」はそのような、韓国文学の土壌をとことん鍛えた巨匠作家たちの短編アンソロジーです。
植民地時代に生まれ、分断と朝鮮戦争を経験し、軍事独裁政権下で検閲と戦いながら書きつづけ、民主化を見届けた先達らの結実を凝縮させました。
ハン・ガンは一夜にして生まれたわけではなく、この土壌から生まれて花開いたのです。今、世界に読者を持つに至った韓国文学の根に触れ、生きることのすべてが詰まった韓国文学のエッセンスを浴びてください。
斎藤真理子
翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で第1回日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で韓国文学翻訳院翻訳大賞、ハン・ガン『別れを告げない』で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。他の訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、李箱『翼―李箱作品集』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』、ファン・ジョンウン『年年歳歳』、ハン・ガン『すべての、白いものたちの』など多数。著書に『増補新版 韓国文学の中心にあるもの』、『隣の国の人々と出会う―韓国語と日本語のあいだ』『「なむ」の来歴』など。
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1巻 『親切な福姫さん』(2026/10/13発売予定)
市井に暮らす人の感情を描き数々のベストセラーを生んだ「韓国文学の至宝」であり、韓国フェミニズム文学の先駆者。最初期から遺作まで、生きるエネルギーと哀しみに満ちた怒涛の作品群。
【著者紹介】
1931-2011年。韓国の作家。大学在学中に朝鮮戦争勃発、戦後学業を諦め5児の母となる。39歳に「裸木」で作家デビュー後、国内のあらゆる文学賞を受賞、多くのベストセラーを生み出し、国民的作家となる。
2巻 『虫の話』(2027/01/12発売予定)
戦争というミステリーを追求し、人間の絶望と葛藤を描いた、た巨匠中の巨匠。イ・チャンドン監督により映画化された表題作を初め、苦悩を極めた先の深い情へと辿り着く、魅惑の物語。
【著者紹介】
1939-2008。全羅南道長興生れ。1965年の作家デビュー以来、戦争の傷跡をめぐり人間存在の根底にせまる作品を書き、あらゆる文学賞を受賞したほか、死後に大韓民国金冠文化勲章を授与される。
3巻 『副市長は馬山に赴任しない』(2027/04/13発売予定)
分断のマジック・リアリズム。戦争捕虜として北朝鮮から韓国へ渡り、その後生涯をかけて故郷喪失を書き続けた作家。市民の日常生活の根底で常に蠢き続ける不条理を描くベスト作品集。
【著者紹介】
1932-2016年。1950年に北朝鮮軍に入隊、捕虜として韓国へ渡り、55年に「脱郷」で作家デビュー。故郷の喪失の体験を基盤に発表したマジックリアリズム的作品で市民生活にスポットを当てる。受賞多数。
4巻 『銅鏡』(2027/10/12発売予定)
社会や家族のなかでもがきながら生きる女性の姿を描き、韓国文学を世界へと拓いた作家。女性文学の金字塔であり短編文学の頂点。
【著者紹介】
1947年、ソウル生れ。68年に作家デビューした後、多くの文学賞を受賞し、2003年『鳥』で独リベラトゥール賞を受賞。韓国人としては初の海外文学賞であり関心を集めた。独仏英他多くの言語に訳されている。
5巻 『九足の靴で居残った男』(2028/01/11発売予定)
戦争の予感を生きる。植民地支配からの解放、戦争とPTSD、他国への派兵、アメリカ文化、都市化・産業化……。現代にいたる韓国の土台をめぐるメルクマール的作品を集めたアンソロジー。
【著者紹介】
金承鈺。1941年大阪生れ。ハングル世代の作家。第一回李箱文学賞を受賞。



