内容説明
共同通信社文芸記者による11年・567回の連載「本の世界へようこそ」が書籍化!読み継がれる名作から異世界へ誘う傑作、世界の極上な物語、詩歌まで。
目次
第1章 読み継がれるのには訳がある
第2章 異世界を歩く
第3章 詩歌の言葉にノックアウト
第4章 旅があなたを鍛える
第5章 人も社会も多様性に満ちている
第6章 芸術の深淵に触れる
第7章 読み始めたら止まらない
第8章 豊かに流れる子どもの時間
第9章 外国の物語に浸る
第10章 文学という愉楽
著者等紹介
田村文[タムラアヤ]
1965年埼玉県生まれ。89年共同通信社に入社。大阪支社社会部、長野支局、名古屋支社編集部、本社社会部を経て97年末より文化部。文芸担当を長く務めた。現在は編集委員室編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
34
“もう亡くなった人も含めて、私たち読者は、あなたと、あなたの作品を忘れないと伝えたい。” 本は読まれてこそ。忘れ去られたら、存在価値を失ってしまう。『いつか君に出会ってほしい本』のこの続編もまた、このラインナップでYA向け(14歳の世渡りシリーズ)かと唸る。大人になっていても難しそうで手を出せない本も沢山。だが、その本に出会うべき時期というものも、確かにある気がする。160冊中既読は37冊。『いつか』は、今かも明日かも知れない。この若い人への読書案内が誰かに届いて、手に取られることを願う。私も読もう。2024/06/23
朗読者
20
田村さんの紹介文とともに、オススメ本が10のジャンル(章)に全160冊紹介されていていました。読んだことがあるのは31冊で、かろうじて各章1冊はありました。最多は7章「読み始めたら止まらない」で8冊、2番目は10章「文学という愉楽」で7冊、他章は1〜4冊が既読でした。紹介文から興味が湧いた作品がたくさん見つかったので、これは収穫でした!2024/08/19
さら
17
中高生に読んで欲しいということで紹介されている本たち。 どれも聞いたことがあるタイトルばかり。 でもまだ読んでいない本の方が圧倒的に多く、わくわくします。2024/09/03
Tanaka9999
17
2024年発行、河出書房新社の単行本。最近の本もあるが、基本的には評価の定まっている本が多い。とはいえ、これが絶妙な紹介になっている。ちなみに私は3冊ほどを読みたいリストに入った。ここにある本は全て名作だがすべて読もうと思うと時間がない。2024/06/17
kitten
15
図書館本。なんとなくかりてみた。ひたすら本を紹介する本。古典的な名作も多いけど、全然読んでないなあ。既読のものも多かったけど。いくつか、読んでみようかな。2024/06/24