内容説明
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教…絵画や彫刻、図像を通して、世界の宗教をひも解く旅に出よう!!「宗教」を見る目がきっと変わる。すべての人に必読の決定版!!
目次
序章 人類は神や霊をどのように描いてきたか?
第1章 天地創造の神―旧約聖書とユダヤ教
第2章 救世主の物語―新約聖書とキリスト教
第3章 神の法と神秘―コーランとイスラム教
第4章 修行の宗教―お経と仏教
第5章 アジアの諸宗教―ヒンドゥー教、儒教・道教、神道
第6章 四つのステージで理解する宗教の歴史
第7章 宗教と宗教学アラカルト
著者等紹介
中村圭志[ナカムラケイシ]
1958年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
67
図書館新刊本。 初期のアニミズム、多神教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教・道教、神道…。他にはニューエイジとかも紹介されていました。 滝や大自然を神様とする信仰は…、なんとなく物理現象を神とする考え方と似通っているような。祖霊を信仰対象とする考え方も理解できます。普通の日本人は墓石を踏んだりしないだろうし…。様々なパワーを持つ王様のような神様は多神教のイメージですね。 ニューエイジはやはりというべきか欧米中心に広がったキリスト教へのカウンターらしいです。異星の客とか意外とフツーのイメージ。2023/11/25
おさと
7
分かりやすい。・・・んだけど、すぐ忘れちゃう私のばか。2024/08/09
みみりん
5
寺院や教会を訪れるのは好きだがその根本にある宗教についての知識が無くて14歳向けという入門書を読んでみた。2025/01/03
2021 GT
0
宗教画から読み取れる宗教の教義や、各宗教の起こりなど基本的ではあるが大変わかりやすい。カルトやオカルトにも触れていて今の時代の宗教に対する考えも述べてある。大人が読んでもためになると思う2025/02/20
faqa
0
14歳とタイトルにあるように中高生向けに書かれた本で俺がその年齢の時に書かれていたら読んでたと思うけど、この分野に関心が無いまま大人になった人が今更人に訊けない初歩を学ぶのにも最適です。カトリック圏では偶像を拝んでいるのに比べ我々日本人はアニメフィギュアを拝んでいるなどと自虐的に言われるけど、脳の構造や精神に与える役割は全く同じである事を間接的に説いています。これが気に入った人はかなり難易度が上がりますがロビンダンバー「宗教の起源」や柄谷育人「哲学の起源」もお勧めです。2024/05/27