出版社内容情報
たくさん「ひとりあそび」の方法を知ってから大人になる人こそが、世界を面白くできる――他人の見方や他人からの評価などを気にせず、純粋に、自分が触れたものに喜びを感じる方法を学ぶ。
著者情報
1978年生まれ。評論家。批評誌「PLANETS」編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』『リトル・ピープルの時代』『遅いインターネット』『水曜日は働かない』『砂漠と異人たち』ほか。
内容説明
ランニング、虫採り、旅、コレクション、模型、ゲーム、映画…、他の人の反応なんか気にならないくらい、「あそび」に夢中になっていい。「みんな」ですることじゃ「ない」楽しいことが、この世界にはたくさんある。そのことを覚えよう。
目次
序章 「ひとりあそび」のすすめ
第1章 街に走りに出てみよう
第2章 生き物たちに触れてみよう
第3章 ひとりで「旅」に出てみよう
第4章 「もの」をたくさん集めてみよう
第5章 ゲーム「で」しっかりあそんでみよう
終章 もう一度、ひとりあそびのすすめ
著者等紹介
宇野常寛[ウノツネヒロ]
1978年生まれ。評論家。批評誌『PLANETS』『モノノメ』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっこ
34
シリーズ名通り、中学生に向けて書かれた一冊。《大人は君がこの本を読むのにいい顔をしないかもしれない》という文を見て、いい顔をしないどころか、わかるー!!って思いながら読んでますよ…!と思ってしまった(笑)昆虫とライダーには全く興味がないので飛ばしましたが(すみません)、共感できる&刺激をもらえるフレーズ満載でした。私は行ったことのない場所を旅したい派だけど、人生後半は同じ場所に毎年行くような旅の仕方もいいかも。『レコメンドに頼らない選択』『コンピューターという補助輪を外す大切さ』にも共感しかない。2023/09/11
アナクマ
29
世間をうかがい〈みんな〉と遊ぶのではなく、ひとり遊びを推奨する。「違いがわかるまでやる」「目的をもたない」「見せびらかさない」会社員たちの目は死んだ魚だというのはちょっと子どもじみてるなあ。◉著者のしてる遊びの紹介。ランニング(街の一部になれる)、虫とり(普段とはまったく違う頭と身体の使い方)、一人旅、仮面ライダー収集(熱い)、ゲーム(を作る)◉「他人の物語から自分の物語へ」「共感などではなく、生まれ変わる気持ちよさを」「簡単に発信して気持ちよくなるな、だけど発信しろ」興味がある14歳はどうぞ。→2023/07/30
akihiko810/アカウント移行中
27
14歳の世渡り術シリーズ。宇野が、子どもたちに「ひとりあそび」を伝授。印象度B+ 大人の「遊び」といえば、飲み会で愚痴ったりいない人の悪口を言うこと、ということに辟易した著者(ネットの噂話によると、飲み会で悪口言ってたのはあずまんグループらしいが 苦笑)。人生を豊かにするために「ひとりあそび」のススメを説く。 ジョギング、虫取り、簡単な旅、コレクション…といったものが薦められる。自分の人生に「芯」をもつために、ひとりあそびは最適なのかもしれない。 私のおすすめの一人遊びは「将棋」2023/12/23
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
16
この本はタイトルのとおり、飲み会・FPS・SNSなど「みんな」ですることから離れて、「ひとりで楽しむ遊び」を紹介している。序章で「4つのルール」が示されているが、ランニングやコレクション・読書など目的もなく他人を介さない遊びから、日常にある当たり前のものが違った視点で見えるということを示している。その中でも読書やゲームに関しては、ただ共感だけで終わらせてはいけないと著述している。自分も、noteや音ゲー→作曲・読書→読書会など物事に対する発信をしているためか、趣味の発信について考えさせられる本だった。2023/04/28
読書は人生を明るく照らす灯り
13
自分が求めた事と少し違ったかな2023/10/07