出版社内容情報
小説家、俳優、声優、芸人、アーティストたちが、とっておきの「恋の本」を紹介。あなたの恋の力になる一冊がきっと見つかります。
内容説明
恋になやんだとき必読のブックガイド!小説家・俳優、学者etc.が大事にしている本を教えます。
目次
1 恋って何ですか?(宇宙でいちばん小さな世界「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子(蒼井ブルー)
ようこそ恋の混乱へ『好き?好き?大好き?Do You Love Me?』R・D・レイン(榎田ユウリ)
恋はふたりだけのもの『ののはな通信』三浦しをん(新井見枝香) ほか)
2 七つの恋の結末(恋とも知らない『たけくらべ』樋口一葉(小池昌代)
失恋文学のススメ『白夜』ドストエフスキー(サンキュータツオ)
恋の恐怖「桜の森の満開の下」坂口安吾(死後くん) ほか)
3 恋から愛へ(ありのままを受け入れる『ボーイ★スカート』鳥野しの(トミヤマユキコ)
恋って何だろう『勝手にふるえてろ』綿矢りさ(宇垣美里)
一生の一度の恋『100万回生きたねこ』佐野洋子(七海ひろき) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
97
市内図書館のチラシ・高校生向けおすすめ本紹介 恋愛って和洋折衷の概念…なのかなぁ?西洋に恋という概念がないのと同様、日本にも愛という概念はなかった。日本の事例は知っていましたが、西洋に恋の概念がないというのは初耳。しかし…、西洋流の「とっととデートに誘うかきっぱりあきらめるかの二択」という考え方は私のなかにしっくりしみこむ。なるほど…、私がなぜ今まで初恋の経験がなかったのかよくわかったよ。恋の焦がれるよりも愛に突っ走るタイプということですね。2022/02/16
りゅう☆
95
榎田ユウリさん目当て。27人の様々な職業の方たちの恋と愛についての指南書となのかな。オススメ本の紹介。とてもインパクトが残るかといえばそうでもないかな。「14歳の世渡り術」なのでオバちゃん向きじゃないね笑。サンキュータツオさん「失恋文学のススメ(『白夜』ドストエフスキー)」、生物学者長沼毅さん「いい歳の大人だって恋をする(『時雨の記』中里恒子)」は共感できたし面白そうって思えた。でも一番読んでて楽しかったのはやはり榎田さん。「恋とは混乱です。ドドドド、ヒャッホーイ、ズドォォン」なるほど、分かりやすいww。2021/06/07
☆よいこ
52
恋愛系の本の紹介(ブックリスト)を期待していたら、なんか違った。27人がぞれぞれ本を片手に自分の恋愛論を語る。本が渋すぎる。確かに読んでみたいかなと思える本もあったが、中学生に読めるのか?2020/01/07
akihiko810/アカウント移行中
28
『14歳の世渡り術』シリーズ。恋愛に関する文芸作品を、著名人たちがおススメするコラム集。印象度B うーん、自分は恋愛ごとに疎いというのはあるが、そこまでは面白くもなかった。 上野千鶴子は、いかに「歴代文学作品の恋愛において、女性が奴婢に描かれているか」と語っていて、苦笑いしてしまった2023/07/18
yuki
16
27人の各界の方々が、それぞれ1冊ずつ本や漫画を紹介しながら、恋や愛についての考えを自由に優しい言葉で書かれているこの本。たぶん10代向けですが、一応大人の私にも(にこそ)共感したりしっくり来たりする言葉がたくさんあって、考えるきっかけを与えてくれました。自分にとって大切な本である「日の名残り」以外はきちんと読んだことはなかったので、読みたい本が増えた。ちょっとしたきっかけから手に取ったのですが、読んで良かったです。2020/06/14