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内容説明
“山の魔怪”の意味を解く。人間の心の奥底に迫る「怪異」と「不思議」の世界。さまざまな分野にひらかれた新しい民俗学大系(全8巻)の全貌が明らかに。各巻巻末に小松和彦の書き下し解説を付す。
目次
1 天狗の文化史(天狗への憧れと期待;猿田彦考;相応和尚と愛宕山の太郎坊―説話の歴史 ほか)
2 天狗の民俗学(崇徳上皇;加賀・能登の天狗伝説考;天狗と庶民信仰 ほか)
3 山姥の民俗学(鷽替え神事と山姥;「食わず女房」と女の家;他者の原像―人見知りをめぐっての鬼と山姥の考察 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎
1
資料として。面白いことも書いてあったが、難しくて半分以上流し読み。2020/09/23
とまる
1
三大妖怪の1つ、天狗。妖怪好きでなくても その姿を簡単に思い浮かべることができるように、彼らと人間の間には長い歴史がある。彼らが畏れられた時代と、迫害された時代。どこから生まれ、なぜ慕われ、どこへ行ったか追うことで権力や民衆が見えてくる。現代でも恐ろしいものや醜いものを「鬼婆」「山姥」と表現する。しかし、そこには山の女神としての恐ろしさと並行して母としての産み出し護る力がはたらいている。狼や山犬にしても、山姥にしても、彼等が人に牙を剥いたのでなく 人が山と人とを対峙させてしまっただけなのではないか。2012/03/11
ゆこぅ
0
天狗研究の全体像を俯瞰できる論文集。山姥については歴史を紐解くくらい。天狗と山姥でまとめたのは山の異界つながりなのだろうけど、幽冥仙人界まとめ、山の妖異まとめとしてどこかで総括出てないかな。2015/01/18
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