感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おりん
22
結構しんどい読書でした。所々面白かったり凄みを感じたりじんとくるところもありましたが、とにかく長く、さらに登場人物たちが試練に会います。ナターシャの破談が読んでて結構辛かったかな。まあそれだけ魅力的にキャラ造形ができているということですね。この小説、平和パートは少し退屈で戦争パートは凄惨な感じなんですが、この退屈って素晴らしいことだと思わされました。プライベートライアンとかああいうリアルな戦争ものを見た時にいつも感じるやつです。平和って退屈かもしれないけど滅茶苦茶素晴らしい。2019/01/20
鯖
8
映像で見てるとすっきり分かりやすい物語だなと思ったてしまったんだけど、本になるとやっぱり量に圧倒される。ナポレオン軍にモスクワを追われた人々のことを巣を壊され、それでも巣に戻り建て直そうとしたり、一目散に逃げたり、途方に暮れて右往左往するアリに例えていたところが印象的だった。2016/12/31