現代アラブ小説全集 〈8〉 北へ遷りゆく時/ゼーンの結婚 タイーブ・サーレフ

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現代アラブ小説全集 〈8〉 北へ遷りゆく時/ゼーンの結婚 タイーブ・サーレフ

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309601885
  • NDC分類 929.76
  • Cコード C0397

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

H2A

13
スーダンの作家タイーブ・サーレフの代表作。イギリス留学して帰国した主人公はムスタファ・サイードというやはりイギリス帰りの、地元の名士になった男と知己をえる。ある時ムスタファは自分の半生を語りイギリスで犯した罪を語る。そのあとで彼は不意に帰らぬ人となり妻と息子たちの後見人に指名した。首都ハルトゥームで官吏となった主人公が帰郷すると、ムスタファの未亡人フスナが巻き込まれた悲しい最期を知ることになる。未開の地と西欧の対比とか、そこでの女性の社会的地位とか、ムスタファと主人公の二重性とかそういう主題も→2020/02/24

てれまこし

6
北スーダン出身の作家。西欧のことを学び、西欧に憧れる知識人は、それでも故郷を愛する。宮崎湖処子の『帰省』に描かれた明治青年の郷里に対する愛情に近い。そこには「北」にはない生の悦びがある。が、「南」はやはりすでに異郷でもあり、そこに帰還することはできない。故郷を持たず虚偽に生きたムスタファ―は語り手自身のアルターエゴである。非西洋国の知識人とは彼岸にも此岸にも渡れず、川の真ん中で沈んでいく人間のようなものなのだ。寄生的役人や「仕事をしない」イスラムのイマームのように、人々が生きる現場からは遠い存在なのである2019/08/05

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