KAWADE夢新書<br> チーズの世界史―各国の歴史風土を凝縮した発酵食

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KAWADE夢新書
チーズの世界史―各国の歴史風土を凝縮した発酵食

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309504568
  • NDC分類 648.18
  • Cコード C0222

内容説明

人類にとって身近な発酵食品であり、多くの人を魅了してやまない嗜好品でもある「チーズ」。長大な歴史のなかで、驚くほど多様な種類が生まれた一方、戦争や革命、宗教対立とともに発展と衰退をくり返してきた。ときに劇的なものがたりも秘める、その壮大な歩みを追う!

目次

1章 古代帝国の隆盛に寄与した「究極の栄養保存食」の誕生
2章 カトリック修道院の先導で欧州のチーズ文化が開花
3章 東方に伝わったチーズは遊牧民の躍進にも貢献した
4章 ヨーロッパが世界進出するなか、チーズの多様化が進む
5章 大量生産時代の訪れと揺れ動くチーズの未来
6章 独自に円熟への道を歩んだ日本のチーズ史

著者等紹介

木榑博[コグレヒロシ]
1948年、群馬県生まれ。早稲田大学理工学研究科電気工学高電圧工学専修修士課程修了。会社員、会社経営者として活躍しながら独自にチーズの世界を探究。2001年、NPO法人チーズプロフェッショナル協会理事就任。チーズ検定委員長などを務め、2019年より同協会顧問。フランス、イタリアのチーズ工房視察もたびたび行なっている。2005年、フランスチーズ鑑評騎士の会から騎士の称号である「シュヴァリエ」に叙任される。現在もチーズ関連のイベントの講師としてチーズの普及に尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

127
欧米に行くと日本にない味を求めて、必ずハムとチーズを買って食べた。特に朝市や田舎の小さな店で売っていた品は、クセの強さが癖になりそうだった。そんなチーズと世界の乳食文化がどのように発展したのかを考える、旅の本としても面白かった。修道院がチーズ生産に寄与した話やナポレオンのカマンベール伝説の真偽、チーズと戦争の関係にアメリカでチーズが工場生産されるようになる経緯などは、興味深いものがある。副題にある通り各国の歴史と風土が独自のチーズに凝縮し、国民食として発展したのだ。チーズ好きにはたまらない、つばがわく本。2025/04/21

よっち

30
人類にとって身近な発酵食品で多くの人を魅了してやまない嗜好品でもあるチーズ。船倉や革命、宗教対立とともに発達と衰退を繰り返してきたその歴史を追う1冊。最高の保存栄養食だったチーズをシュメール人が神聖視した理由、メソポタミアから世界各地に広がり、発展に貢献した古代ローマ人の帝国崩壊で断絶寸前となり、カトリック修道院の先導で再び開花したチーズ文化、遊牧民の躍進にも貢献したチーズがなぜ中国で普及しなかったのか。ヨーロッパの世界進出による多様化と大量生産化。そして日本のチーズ文化にも触れている興味深い1冊でした。2025/04/22

tokumei17794691

2
・欧州を中心としたチーズの通史。欧州には詳しいのだが、西・中央アジア、チベット、モンゴルの遊牧民のチーズ、インド・中国・日本の乳食はごく基本的なことのみで、薄いのが残念。せめてチベット、モンゴルのチーズ、日本の蘇のカラー写真でもあれば良かった。・欧州におけるチーズのうんちくは詳しいのだが、チーズを使った料理はほとんど触れられていない。チーズは火も使わず、そのまま「食べられる」。とはいえ、チーズを使った料理にも、レシピ付きでページを割いてほしかった。・チーズの味についても、記述が薄い感じもする。2025/05/14

Go Extreme

2
「究極の栄養保存食」 「チーズは文明のエネルギー源」 「修道院が育んだチーズ文化」 「遊牧民の軍糧としてのチーズ」 「偶然から生まれた必然の味」 「チーズは肉に代わるサステナブルな高栄養食」 「美食としてのチーズの階層化」 「ナショナリズムとチーズの関係」 「工業化時代のチーズ大量生産」 「地理的表示保護制度(AOC・AOP)」 「伝統と大量生産の対立」 「日本的チーズ文化の萌芽」 「チーズは文化の鏡」 「発酵文化の世界史」 「乳文化の伝播と断絶」 「個性派チーズへの回帰」 「チーズは文明を映す発酵食」2025/04/02

かんな

1
プロセスチーズは日本だけ。2025/05/11

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