出版社内容情報
水素は発電所や乗り物の動力源をどう変える?その仕組みは?求められるブレイクスルーは?…疑問に答え、一から解説!
内容説明
脱炭素にむけて世界が目標を掲げ日本も水素の活用に取り組み始めた。水素からエネルギーを生み出す方法とは?製造、貯蔵、輸送はどうするのか?水素だけが秘める、革命的な可能性とは?きたる「水素社会」の全貌を、一から解説!
目次
1章 「水素社会」の革命的な仕組みとは
2章 日本の問題解決を担う水素エネルギー研究
3章 いかにして水素を“つくる”のか
4章 水素を“貯める・運ぶ”ための最新技術
5章 社会や暮らしはどう変わるのか
6章 水素エネルギーのメリットと課題とは
7章 世界の水素利用はどこまで進んだか
終章 2030年、エネルギー革命への道
著者等紹介
西宮伸幸[ニシミヤノブユキ]
国立研究開発法人科学技術振興機構革新的水素液化プロジェクトプログラムマネジャー。水素エネルギー協会前会長(現・顧問)。日本大学理工学部非常勤講師。国立研究開発法人物質・材料研究機構招聘研究員。1974年、東京大学理学部化学科卒。通商産業省工業技術院、富士フイルム、豊橋技術科学大学などを経て、日本大学理工学部物質応用化学科教授・特任教授、一般社団法人水素エネルギー協会会長、国立研究開発法人物質・材料研究機構エグゼクティブアドバイザーなどを歴任した。長年、水素吸蔵合金の開発に携わり、水素研究の第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーま
6
自身の研究のために背景をしる目的で一読.水素社会にするとどんな良いことがあるのか課題はなんなのか,また世界の情勢は今どこまで来ているのか.これらを表面的にではあるが全体像を理解出来る良い本でした.2024/08/25
青雲空
4
水素研究者が書いた本なので、ひいきの引き倒しになっている。経済性はいずれなんとかなる、そのうちブレークスルーが起こる、2030年には水素社会が到来していると信じる。新興宗教かいな。2023/02/23
でんがん
4
水素社会について簡潔にかつ網羅的にまとめられていて良い本でした。エネルギーキャリアとして活用できる点が水素の強みだと思いました。風力、太陽光の欠点を補うという点で、欠かせない存在になるのではないかと思いました。2022/05/02
ぺーはーせぶん
1
水素の時代がくる!と聴いて専門家の本書を読んでみたが、今ひとつ未来を感じない。大きく投資する価値あるのかな〜。短期的には良いでしょ。電池として仕上がっているようで続投の可能性が残るのと、化石燃料による発電の効率アップが見込める(減価償却期間が不明なのでやはり旧設備の延命処置と看取してしまいます)くらいかと。タイトルにある水素社会は小さなコミュニティレベルで実現するかもしれない。 それでも現在の電力インフラのような普及は出来ない。棲み分けも出来ない。研究に終わる。 これが一読後、現在の占いの結果である。2022/06/15
烏
0
いい本だったが、中身を完全に忘れた・・・。