KAWADE夢新書
地名で読み解く世界史の興亡―その由来と変遷から意外な歴史が浮上する

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309504124
  • NDC分類 280.189
  • Cコード C0220

出版社内容情報

バビロン、ニューヨークなどの地名の語源を探れば「世界の中心」の変遷も明らかに。地名はまさに歴史の化石だった!

内容説明

当時の人々は、その空間にどんな地理的・政治的な意味合いを持たせていたのか?文明の源=世界の中心は、かつて砂漠地帯だったが、それが紆余曲折を経てアメリカに遷るまでの経緯も「地名」の由来を紐解けばよくわかる!

目次

第1章 文明発祥の秘密がたどれる「エジプト・西アジア」の地名
第2章 「古代地中海」を舞台にした商業民の活躍がわかる地名
第3章 諸民族が興亡を繰り広げた「ヨーロッパ」の地名
第4章 “豊かな辺境”の歴史を物語る「インド・東南アジア」の地名
第5章 独自の世界観を誇示する「中華帝国」の地名
第6章 アラブとモンゴル、二大遊牧民が駆け巡った「ユーラシア」の地名
第7章 「大航海時代」、新たに地図へ書き加えられた地名
第8章 19世紀、「大英帝国」の世界戦略がわかる地名
第9章 現代の覇権国家「アメリカ」の成り立ちを示す地名

著者等紹介

宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年生まれ。東京教育大学文学部史学科卒。筑波大学附属高校教諭、筑波大学講師、北海道教育大学教授などを経て、現在は歴史書の著者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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サタイン

3
歴史全体の流れとしては最低限抑えるべき要素が入っていてその重要な地名はどういうルーツであるのか書いてあるのでさらっと雑学入れるにはとても良いと感じました。2024/05/09

in medio tutissimus ibis.

2
オリエント、地中海、欧州、南アジア、中華、中央アジア、旧植民地、コモンウェルス、北米と世界中の地名を網羅。土地ごとに固まっているので索引がない憾みも我慢できる……と思ったが、歴史的変遷が時代の支配的民族と結びついている事を示されると、言語別の索引が欲しくなる。人の欲望は尽きない。でも、アデン湾にサンスクリット由来の地名とかあって面白すぎるから仕方がない。あのへん交易があったのは知ってたけど。歴史的教育の核心は社会の変化を見抜く「史心(Ⓒ柳田邦夫)」にあり、そこで重視されるのが歴史の化石である地名である。2024/09/08

ふら〜

1
色々な地名・都市名の語源を世界史の理解の補助線に、という感じ。様々な語源が出てくるので、語源問題対策にクイズプレイヤーにはおすすめ。2021/07/18

Teo

1
読むだけで世界史の大雑把な流れを読む事にもなる。欧米系の地名がどうしてそうなったかがやはり一番多い。中国はそんなに無い。そしてその周辺国はさらに無い。2020/10/26

まーくん

0
地名から都市の成立を知ることで地政学的観点で歴史、すなわち経済活動や勢力争いを俯瞰できる。いつの世も人間の本質は変わらないし、国民性を感じることもできた2020/12/30

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