内容説明
古来、日本人が守り伝えてきた「ふるまい」には私たちが忘れかけている大切な「和のこころ」が満ちあふれている。伝統的な作法と知識を再認識し、その知恵にあらためて感じ入る本。
目次
1章 人を思いやり、気づかう心から生まれるふるまい(言葉を必要としない洗練された「思いやり」―傘かしげ;武士から生まれた無用な争いを避けるマナー―左側通行 ほか)
2章 感謝を忘れず、和を楽しむ心から生まれるふるまい(相手との縁をつなげる「食事の作法」―おかわり;なぜ「二つ折り」にして出すのが礼儀なのか―座布団の勧め方 ほか)
3章 伝統を愛し、礼を重んじる心から生まれるふるまい(「頭を下げる」動作に隠されている“思い”とは―おじぎ;女性の装いの変化が礼儀作法へとつながった―正座 ほか)
4章 先祖をうやまい、命を見つめる心から生まれるふるまい(なぜ、悲しい席でもお酒を飲むのか―通夜と葬儀;「左前合わせ」が縁起が悪いとされた理由―着物 ほか)
5章 自然と調和し、生を大切にする心から生まれるふるまい(人生を四季と重ねていく美しい感性が生み出した習慣―衣替え;なぜ、正月に餅を飾るのか―鏡餅 ほか)
著者等紹介
藤野紘[フジノヒロシ]
1958年生まれ。旅行ジャーナリストとして世界各地を訪ね、その土地の文化や習俗、習慣を調査し、メディアに紹介している。一方で、日本の“和文化”にも造詣が深く、その和洋を問わない幅広い視点と豊富な知識は、つねに注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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