内容説明
自分の言動は、自分の頭で考えたとおり反応していると思ったら、じつはそうではない。「無意識」という自分でも気づかない心の働きによって日常の多くの意思決定が左右されているのだ。さらには、新しいアイデアが浮かんだり、「第六感」を働かせたり、生命力を高めたり…。認知科学が、知られざる心の機能「無意識」の正体に迫る。
目次
1章 心の奥を覗く―あなたの意識下で何が起きているか
2章 暴走する危険な心理―マインド・コントロールされてしまう理由
3章 意図しない言動の謎―「無意識」という心の働きを数々の実験が証す
4章 意識下の不思議パワー―第六感、胎内記憶…潜在能力の正体に迫る
5章 「無意識」をコントロールする法―悩みや葛藤から脱して自分と気持ちよく付き合う
6章 より深く人間を識る―認知科学は“心の機能”をいかに解明していくか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
3
★★★★人の心の中に「意識」と「無意識」という二つの部分がある訳ではない。認知科学では、人間の心の働きのうちそのとき「意識」の上にのぼってない部分が「無意識」なのであり、「意識」と「無意識」を別物とは考えていない。つまり「無意識」とは「意識」の水準が下がっていて、自分で気づいていない部分である。無意識の不思議な世界を研究対象とした認知科学についてもっと知りたくなった。2012/08/25
高光浩二
2
『成人しても家を出たくない子供が病気になる。』『はじめはそっけなく、次第に好意的になる。と、良い。』これは覚えておく。2014/05/12
ココアにんにく
0
19990926読了 図書館借
Noboru
0
知覚することがいかに不完全で曖昧なものかよく分かります! 意識って、こんなに少しの事しか認識できないと驚きます。2011/01/01
アンゴ
0
無意識とはスイッチがオフの状態ではなく、意識のレベルが低く認知されにくい状態。マインドコントロールを始め、震災におけるデマ、異常な群集心理、ストーカー、偏見など様々な具体例を挙げ分かりやすく「認知科学」について解説されている。人間が何故争うのか、禁煙やダイエットなどなぜか回避してしまう無意識についての基礎的理解の導入にお勧め。少し古い本だが、最新の社会状況にあてはめてなんら古さを感じさせない。2012/04/20
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