出版社内容情報
日本ではいまだに非合法薬物として厳しく禁止されている大麻。
しかし、世界は今、「合法大麻」をビジネスにつなげようという「グリーンラッシュ」に沸いている。
合法大麻とは、病気の治療に使用される「医療用」、ヘンプと呼ばれ、繊維・燃料・建築資材・食品など広範囲に使われる「産業用」、そして「嗜好用」の3つである。
アメリカでは各州でこの3つが解禁され、新たな産業が始まっているし、カナダはG7で最初に大麻を全面解禁し、ビジネス界をけん引している。
また、中国は産業用ヘンプでトップシェアを誇り、イスラエルは医療用の最先端を走っている。
さらに南米、欧州、アフリカ、アジア各国も、大麻を次々と解禁・合法化し、新ビジネスを開始しているのだ。
本書では、大麻の歴史と基礎知識を解説するとともに、各国別の具体的産業を紹介。
この流れに完全に乗り遅れた日本は、今後どうすべきなのか、その点も検証していく。
【著者略歴】
矢部武(やべ たけし)
一九五四年、埼玉県生まれ。国際ジャーナリスト。
七〇年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号取得。帰国後、ロサンゼルス・タイムズ東京支局記者を経てフリーに。
人種差別、銃社会、麻薬など米国深部に潜むテーマを抉り出す一方、政治・社会問題などを比較文化的に分析し、解決策を探る。
著書に『アメリカ白人が少数派になる日』(かもがわ出版)、『大統領を裁く国 アメリカ』(集英社新書)、『アメリカ病』(新潮新書)、『人種差別の帝国』(光文社)、『大麻解禁の真実』(宝島社)、『医療マリファナの奇跡』(亜紀書房)、『日本より幸せなアメリカの下流老人』(朝日新書)など多数。
内容説明
日本ではいまだに非合法薬物として厳しく禁止されている大麻。しかし、世界は今、「合法大麻」でビジネス展開する「グリーンラッシュ」に沸いている。合法大麻とは、病気の治療に使用される「医療用」、ヘンプと呼ばれ、繊維・燃料・建築資材・食品など広範囲に使われる「産業用」、そして「嗜好用」の3つで、世界各国は、これら大麻を次々と解禁・合法化し、経済成長しているのだ。大麻の未来はどうなるのか?その歴史と基礎知識、各国の産業を紹介しつつ、この流れに乗り遅れた日本がどうすべきかを検証する。
目次
はじめに―「グリーンラッシュ」に沸く世界の大麻産業
第1章 なぜ大麻は世界で禁止され、いま解禁されているのか
第2章 米国、カナダで急拡大する「合法大麻」市場
第3章 北米に対抗する中国とイスラエル
第4章 追う欧州、アフリカ、中南米、アジア
終章 世界の大麻市場から取り残される日本
著者等紹介
矢部武[ヤベタケシ]
1954年、埼玉県生まれ。国際ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、ロサンゼルス・タイムズ東京支局記者等を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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