内容説明
健康ブームが叫ばれて久しい。健康や外見の美を志向する方々の共通語は「肥満は敵」。それぞれの方々がそれぞれの立場や事情で、肥満をよくない状態だと認識している。しかし、こうした「減量信仰」は、同時におおいに危険な問題もはらんでいる。肥満を回避しようとして減量に励んだのに、肥満を促進する結果となってしまうこともあるのだ。それも、体重は標準なのに体脂肪の割合が多い「かくれ肥満」になるというオマケつきで。最近は、この目に見えない形の「かくれ肥満」が多く見られる。本書は肥満との関係、メカニズム、測定法、体脂肪が関係する各種疾患、正しく落とすための知識、予防法や心構えまで、体脂肪をキーワードに健康を捉えていく目的で綴られている。
目次
1 問題なのは体重ではなくじつは「体脂肪率」の高さだ
2 身長、体重、体脂肪率…ほんとうの肥満度を再チェック
3 脂肪まみれの体内で恐ろしい病気が進行する
4 目に見えない過剰な脂肪どう減らせばいいか
5 かくれ肥満にならない予防の知恵を知りなさい