出版社内容情報
「バクダンオオアリ」は自爆して相手を道連れに!「シリアゲムシ」はメスに贈り物をして気を引く!…したたかな昆虫の生態に驚く本。
内容説明
地球で4億年も繁栄しつづける小さな生き物。変身する、食糧を確保する、攻撃する、移動する…生き抜くために彼らが獲得した、想像を超えるワザに迫る!
目次
1章 地球は虫だらけ!昆虫100万種が繁栄する秘密
2章 現代科学も舌を巻く!ハイスペックな昆虫たち
3章 人間よりも賢い!昆虫たちの生存戦略
4章 過酷な環境もなんのその!驚くほどタフな昆虫たち
5章 まさかの生態にびっくり!身近な昆虫のスゴすぎる話
6章 それでも必死に生きている!少し間抜けで愉快な昆虫たち
7章 小さな生物が未来を変える!いま注目の昆虫テクノロジー
8章 接近注意!最恐で最悪な昆虫たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えっくん
17
★★★★☆多種多様な昆虫たちの驚くべき生態を解説した本です。いったいどうやってこれほど凄い能力を身につけたのか小さな昆虫の世界に驚嘆するばかりです。養蚕のため家畜化された蚕は、もはや自然界では生きることができず、人間が蚕を介護しなければならないようです。まさに「過保護のカイコさん」です。人間にとって昆虫は生態系上欠かせない存在でありながら、昆虫にとって人間はどうでもよい存在だそうで、人間を最も殺している動物の1位は蚊で2位が人間だという解説が印象的でした。地球上で本当に不要な存在は人間なのかもしれません。2017/09/16
櫛橋光
0
純粋に昆虫の身体能力は凄いですね。それ以外にも人間や哺乳類には真似出来ない特殊能力の数々。「アリジゴクの罠にはまる蟻は月に一匹程度」「カメムシは自分のニオイで気絶する」等、間抜けな一面も紹介してたりなかなか愉しめまる本です。2024/05/21
パトリック
0
このシリーズは基本的にいろんな本からの引用でできているが、その「いろんな本」をすでに読んでいるような人にはあまり意味ないかな。2017/06/28
ねこ
0
純粋に面白かった!!虫達の生態や特徴を、ガチガチに専門用語で固めずに、分かりやすく馴染みやすいように書いてあるので、昆虫類に親しみが湧きやすくなると思います。この作者の方は本当に昆虫が好きで、昆虫を好きになってもらいたくてこの本を書いたんだなぁというのが伝わります。 是非多くの人に読んでもらいたいです。2018/07/28