内容説明
アーサー王の物語、ばら戦争、処女王、カリブの海賊、シェイクスピア、産業革命…「ストーンヘンジ」から「サッチャー政権」まで、イギリスを象徴する歴史事項をスッキリ整理。
目次
1 「アーサー王伝説」から「議会」の誕生まで―イギリスの起こりと諸民族の興亡
2 「百年戦争」から「ばら戦争」まで―長期にわたる戦争の末、テューダー朝が成立
3 「ヘンリ8世」から「エリザベス1世」の活躍まで―イギリスの繁栄を築いた絶対王政の時代
4 「ピューリタン革命」の勃発から「産業革命」まで―立憲君主制の成立と大ブリテン王国の誕生
5 「アメリカの独立」から「パックス・ブリタニカ」まで―植民地経営による大英帝国の繁栄
6 「第一次世界大戦」から「サッチャー」による改革まで―世界大戦の勃発と今日に続くイギリス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
67
先週また歴史的イベントがあったばかりのイギリスだが、この本ではちょっと前(マーガレット・サッチャーの辞任まで)までのイギリス史が流れに沿って解説されていた。女王エリザベス2世についてはわずか一言触れていただけだった。2016/06/26
Bashlier
21
3/5 本シリーズは非常に簡潔で読みやすい。逸話などが現代人に分かりやすく書かれており、ポイントも整理されている。入門書としては一定の評価を得るものとなるだろう。週末にどっしりと腰を据えて歴史書を読み解くのであれば、ジャレド・ダイヤモンドやエドワード・ギボンを読みたいところだが、通勤や時間の合間に読むにはこういった著作のほうが楽しめるかもしれない。価格なりの価値は十分にある。2017/11/10
はと
11
2時間では全く読み終わらないけど、ざーっと復習するには手頃な本。イギリスの好き放題、やりたい放題に改めて唖然としつつ読む。それにしても、似た名前のKINGが多すぎて、覚えられないよ。2016/08/03
nAo
9
略奪につぐ略奪。海賊までやるは.....挙句の果てに世界中を植民地化。さすが、ストーンズを生んだ国だけの事はあります。大昔からロックな国だったんですね。2013/02/11
Emkay
8
通史を読みやすくおさらい。ストーンヘッジから始まり、アングロサクソン移住、ウィリアムの征服、対仏百年戦争、王族内の争い、絶対王政、スペインの無敵艦隊撃破、ピューリタン革命、王政復古、産業革命、インド植民地化、アメリカ独立、アヘン戦争、世界大戦、アジア植民地の独立…。確かに本書曰く世界史が見えてくる。ナポレオン、ヒトラー上陸をそれぞれ阻んだネルソン提督、チャーチルがあれだけ英雄視されることからその孤立主義、さらに、民主主義獲得の歴史を見て、今回のBREXITが感情的なレベルで英国らしい決断だと思えてくる。2016/07/11