内容説明
草が少ない地なので「浅草」になったって?「焼津」の地名に秘められた日本武尊の神話とは?「蛇穴」の珍名は蛇への古代信仰から?など、古の人々の営みが、地名からズバリ見えてくる。
目次
1章 不気味な「蛇穴」の地名はヘビとどんな関係があるの?―地元の人も知らない難解・ユニークな地名のルーツ
2章 「飛鳥」と「明日香」の地名は一体どう違うの?―日本の歴史とともに変わってきた地名のルーツ
3章 「本所」「庄内」の地名はなぜ全国各地にあるの?―日本のあちこちに広がった同じ地名のルーツ
4章 信長は、なぜ美濃の地を「岐阜」と名づけたの?―古くから栄えた土地の意外な地名のルーツ
5章 妻を慕うヤマトタケルが「吾妻」の地名を生んだ?―壮大な神話伝説から生まれた地名のルーツ
6章 日本一の「富士山」が古代は「不尽山」だったわけは?―山・川・湖につけられた面白い名前のルーツ
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。