内容説明
商品を選ぶ時、投資する時、ネット情報を見る時…「合理的に判断した」つもりでも、人は恐ろしい錯覚に陥っている!“損得判断のワナ”の数々とは?
目次
1章 「合理的に判断した」はずなのに錯覚に陥ってしまう!(名門大学の学生でも、簡単な算数問題を間違える―「速い思考」と「遅い思考」;マイナーチェンジでも魅力的に見えてしまう不思議―コントラスト効果 ほか)
2章 不確実なのに「儲かる」と思い込む思考回路のふしぎ(負債があると、人はギャンブラーになる?―プロスペクト理論/損失回避2;「つぎ込んだ分」は取り返さずにはいられない心理―サンクコスト効果 ほか)
3章 ネット情報にたやすく誘導される危うい行動心理(クリックしなくても、あなたはネット広告でモノを買わされている?!―利用可能性ヒューリスティック;興味がなくても、繰り返し見ていると好感度はアップする―単純接触効果 ほか)
4章 人の複雑怪奇な損得感覚が世の中を動かす(臓器提供に同意する人が多い国、少ない国の意外な事情―デフォルト効果;人が損得勘定を度外視して行動するときとは―社会規範と市場規範 ほか)