出版社内容情報
記紀の記述を覆す超古代文明が存在した? 漢字以前の古代文字があった? 『竹内文書』『東日流外三郡誌』など、偽書の数々を紹介。
原田 実[ハラダミノル]
著・文・その他
内容説明
記紀とは異なる、神話・伝説時代の驚きの歴史とは?その偽書はどのように現出し、真贋の論争に決着はついたのか?奇想天外な“史料”のセンセーションを追う!
目次
竹内文書
富士宮下文書
九鬼文書
物部文書
守矢家文書
上記
秀真伝
カタカムナ
南淵書
大成経
伊未自由来記
但馬国司文書
真清探當證
幣立宮縁起
契丹古伝
桓檀古記
東日流外三郡誌
著者等紹介
原田実[ハラダミノル]
1961年、広島県生まれ。龍谷大学文学部卒。広島大学研究生を経て、昭和薬科大学文化史研究室にて古田武彦の助手を務めたが『東日流外三郡誌』の真偽をめぐって対立。現在は、古代史関連の偽史、偽書を中心に著述家として活躍。「と学会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
51
いわゆる「古史古伝」を網羅的に紹介。超古代史ファンには事典的にも使えそう。タイトルにも「偽書」とあり、文中では否定的なニュアンスは抑えられている。ファンには有名な文書が多い中、圧巻はラストの『東日流外三郡誌』。著者自身の古田武彦氏との関わりが、まさに同時代的に偽書とバトルする現場を目撃したかのような読後感を残す。偽書の誕生にも理由があるんですね。2018/10/17
サケ太
17
偽書は何故生まれたのか。その設定やどういった人物によって発見(もしくは創作)されたのかが解説される。現代でもみられる危険な行為だが、自分の思うように世界を変えてやる、という強い意志を感じる。2018/11/09
うみ
15
ふいにわいた偽書への興味。色々探したら本書がみつかった。え、こんなにあるのーっ!? が、目次を見た感想。4つぐらいしか知らなかったよ😅 名前とかが振り仮名なしには読めないから(笑)ちょいと苦労して読んだ。この偽書たちが書かれた経緯に興味あり!2022/11/09
a43
10
根深誠さんの「カミサマを訪ねて」のデイジー編集をお願いした博識な奉仕員さんが、これもどうぞ、とスマートに貸してくださった本。日本には多くの古代史が偽書とともに派生していたことを知った。あと、読めない漢字がこんなにもあることを。あと、和田喜八郎さんはあれだ、小説家になったらよかったのでは。読みたかったなぁ。喜八郎氏の歴史小説。2019/01/20
ふたば
9
ざっくりと偽書に描かれている古代史を紹介している。日本がすべての世界の始まりであった。。など今となってはそりゃないよな、という内容でもまだ昭和の初め頃であれば、いや、昭和の初めだからこそ、信じる人もでてきたのだろうか。なんにしても、きちんと調査すればおかしいと思うが、いろいろ良く考えてあるようで、偽物とわかって読んでみるのも良いかもしれない。2018/11/09
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