出版社内容情報
「そら開くんだ。臓物まではっきりむき出しにするんだよ」浩二と三郎の手で白足袋をはいた秋子の両足はキリキリと左右にたぐられ――。甘美な屈辱に身を任せる女たちの姿を描いた団鬼六珠玉の短編集!
内容説明
愛人への復讐のため、その妻・秋子を男達と誘拐、陵辱する江梨子(『肉の輪舞』)。自暴自棄になった男達に拉致され屈辱的な行為を受けるうちに思いもよらぬ快感を覚え始めた美しき女優・小夜子(『あの女優を犯せ』)。甘美な屈辱に身を任せる女達の姿を描いた団鬼六珠玉の短編集。
著者等紹介
団鬼六[ダンオニロク]
1931年滋賀県彦根市生まれ。関西学院大学法学部卒業。57年に「文藝春秋オール新人杯」を受賞、作家活動に入る。『花と蛇』『肉の顔役』『夕顔夫人』などで嗜虐官能小説の第一人者となる。89年に断筆。95年『真剣師小池重明』で執筆を再開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。