内容説明
明治の奇人として有名な宮武外骨が、同時代の新聞雑誌から収集した驚天動地の珍妙な記事を、テーマ別に紹介した「奇談集」。記憶術の出版ブーム、美容健康法やコックリさんの流行、世界終末論などをはじめとして、現代から見ても不思議なくらいに共通する要素を持った、明治人の精神とその愉快な一面を、今までにない新しい視点で堪能できる抱腹絶倒の一冊。
目次
明治奇態流行事情
明治ことはじめ
明治名数集
明治新政府の怪問題
明治演説史
新聞雑誌の新想案
震災画報
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
1
宮武外骨の好奇心旺盛さが現れた一冊。大正時代から見た明治時代の日本の諸相が窺えて面白かった。独特な文体であるが、これを真似することは出来ないか。2001/06/12
さぶろうの領土
1
明治期の変な流行や、文化、事件などを収集しまとめた奇談集。なんか聞いたことあるような出来事や、100年以上たった今も同じコトやってらー、なんて思うような事もあって、とても面白い。 現在進行形の出来事って、その時代を生きている当事者にしてみたら、まぁ当たり前の事ばかりなんだけど。数十年、数百年のちの人達にとっては貴重な資料なんだということを改めて思った。宮武骸骨という人は客観的というか、少し人よりも俯瞰した視点で「現在」を見ることが出来る人だったんだろうなぁ2022/04/06
がっちゃん
1
次の資料に。やっぱり、明治は面白い!!2014/07/13
Sho Tokuhira
1
明治の風習というか、当時のおもろいことが書いていて、勉強になりました。2012/06/07
ヒカル
1
昔はよかった、というのは幻想だなぁと思った。それにしても外骨さんはクールだ。2010/03/07
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