内容説明
昭和21年春、戦争でとだえていた映画の輸入が再開され、「キュリー夫人」を皮切りに、アメリカ映画を中心とする外国映画が続々と日本の銀幕をにぎわした。人びとは久方ぶりで観るアメリカ映画の素晴らしさに酔い、感動した。食べ物にも文化にも飢えた当時の若ものにとって、映画は最高の娯楽であり、文化そのものであった。そんな日々を懐古して、オールドファンに贈る40年代洋画名作の数々。
目次
1940(我等の町;快傑ゾロ;恋愛手帖 ほか)
1941(いちごブロンド;タバコ・ロード;断崖 ほか)
1942(激闘;子供たちは見ている ほか)
1943(ターザンの凱歌;西部を駈ける恋;氷上の花 ほか)
1944(謎の下宿人;我が道を往く;再会;天井桟敷の人々 ほか)
1945(ベニーの勲章;アメリカ交響楽 ほか)
1946(離愁;夜も昼も ほか)
1947(素晴らしき哉人生;デデという娼婦;肉体の悪魔 ほか)
1948(裸の町;赤い靴 ほか)
1949(夢の宮廷;白熱;にがい米 ほか)