内容説明
「まったく、ろくでなしどもばっかりだね!」。父からの虐待、母への屈折した思い、少年たちとの対立、性への目覚め、飲酒の魔法…そして文学との出会い。ロサンジェルスの下町で、学校や社会への強烈な違和感を抱きつつ、おのれの道を貫きとおす主人公チナスキー。ドイツ生まれの幼少期から、真珠湾戦争のニュースを聞く青年期までを綴った自伝的小説の傑作。
著者等紹介
ブコウスキー,チャールズ[ブコウスキー,チャールズ] [Bukowski,Charles]
1920年ドイツ生まれ。3歳でアメリカに移住。LAシティ・カレッジ中退ののち全米各地を放浪、24歳で最初の小説を発表する。その後は郵便局などに勤務しつつ創作活動をつづける。現在までに100冊におよぶ著作が刊行
中川五郎[ナカガワゴロウ]
1949年大阪生まれ。60年代半ばから曲作りや歌手活動を始める。現在も新曲制作・ライブ活動を継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふみふみ
14
こんなろくでなしの両親の元なら、生き方がアウトサイダーになるよなあと納得してしまう著者の半自伝的小説。回顧録のようなスタイルを取っており、下品で汚いのに所々でウイットに富んでおり面白くて笑えます。又、本書は各々のエピソードがそれなりに完結しており、著者のいつものスタイルである日常の狂気をだらだらと書き綴るパターンと比べて、非常に整ってる印象を持ちました。もしかしたら翻訳による処も大きいのかもしれません。私も一人称は「わたし」を支持します。2026/03/14
晶
4
めちゃくちゃだ…だけどおもしろいなぁ。下品なのに品があるのだ。訳者もあとがきで書いているように、私も一人称は「わたし」が合っていると思う。2025/03/15
小説好きな施設長
3
東山彰良さんが影響を受けた作家・作品との事で手に取ってみたものの…なるほど、ブコウスキーのスタイルに強く影響を受けたのはわかるが一冊丸ごと頑張って読む必要はあまりなかったかも。というのもどうやら散文スタイルの小説がどうも苦手で、読みやすい文体なのにぶつ切りに進んでいくのがどうも合わない。アウトサイダー文学として終始一貫したものは貫かれているが東山さんの小説のような笑える要素を欲してしまった。なんというか本気でダメ男というかただただ退廃的すぎて夢も希望もなさすぎるというか…それがいいのもわかるんだけども…2025/08/08
鹿見蟹子
0
おい! ほんとにくそったれな少年時代だな! 気に入ったよ!2025/12/20




