出版社内容情報
「大佐に手紙は来ない」「エレンディラ」など、世界文学最高峰が創りだした永遠の物語、多面的な魅力を凝縮した新訳アンソロジー。
内容説明
「大佐に手紙は来ない」「純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語」など、世界文学の最高峰が生みだした永遠の傑作たち。世界一美しい鳥かごを作った大工、中庭で見つかった年老いた天使、朽ちることのない少女の遺骸、割れた電球から流れだす金色の光…。多面的な魅力を凝縮した新訳決定版。
著者等紹介
ガルシア=マルケス,ガブリエル[ガルシアマルケス,ガブリエル] [Garc´ia M´arquez,Gabriel]
1927年コロンビア生まれ。55年、長篇『落葉』でデビュー。67年、世界文学の記念碑的傑作『百年の孤独』を発表し、「ラテンアメリカ文学のブーム」を主導する。82年ノーベル文学賞受賞。2014年没
野谷文昭[ノヤフミアキ]
1948年神奈川生まれ。東京大学名誉教授。ラテンアメリカ文学研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
120
『大佐に手紙は来ない』『エレンディラ』などの中短編を集成したもの。ガルシア・マルケスの魅力が、それこそジュブナイル用のモノにも遺憾なく発揮されている。しかしラテンアメリカで最も有名に近い作家がこの程度の扱いであるのは寂しいと言わざるを得ない。2023/07/14
やいっち
71
大概の作品は規訳本で読んでる。実質再読だが新鮮な感覚。年代順になってるので作風の変化も楽しめるかも。大人の作品。どの作品もいいが、特に「純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語」が好み。2023/11/29
ω
56
こんなの平積みされてたら買うやろ〜📕😳ってレジ持って行ったら1320円たかっww 読了済みのエレンディラと幾つか被ってたみたいだけど全部忘れてたので楽しく読めた😹「大佐に手紙は来ない」「この町に泥棒はいない」大好きω2022/08/29
こばまり
53
ここに収録された作品は大概読んでいてハードカバーで所有しているのに、文庫を見かけうれしくなって買ってしまった。装丁もよい。2024/09/23
優希
51
面白かったです。多面的な魅力が凝縮されていルように感じました。それはまさにラテンアメリカ文学の魂と言っても良いでしょう。2023/07/14