河出文庫<br> カザノヴァ回想録〈第9巻〉ロンドンの娼婦

河出文庫
カザノヴァ回想録〈第9巻〉ロンドンの娼婦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 570p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309465395
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0197

内容説明

小間使アネッタへの恋、気丈な美女マルコリーナとの出会い、そしてデュルフェ老夫人との魔術的な全裸の秘儀などの後、カザノヴァはロンドンへ渡る。しかし、そこで彼を待ち受けていたのは、過酷な運命であった。パウリヌとの熱愛が終わった後、シャルピヨン嬢という艶やかな薄情娘によって、彼の人生は狂い、凋落が始まる。彼女が家族ぐるみで行なった度重なる裏切り行為は、カザノヴァを絶望の淵に陥れ、ついには自殺寸前に追い込まれることになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mak2014

8
読書再開。7・8巻はあまり魅力的な女性が登場しなかったが、9巻はイギリスでカザノヴァが出会った両極端な女性が印象的。無理矢理の結婚から故国を恋人と逃れてきたが、一人でイギリスに住まわざるをえなかったパウリヌ。知性と品を兼ね備えていて非常に惹かれる。もう一人の悪女の代表のような強烈なシャルピヨン。家族ぐるみの悪辣な行為にさすがのカザノヴァが翻弄され精神的にも追い詰められてしまい、自殺をする寸前までいってしまう。2017/02/06

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