内容説明
「思い切って私を花嫁さんにして下さいません?」―53歳の花子さんが59歳の丹丸さんに迫る。ほのぼのとした暖かさで、熟年の男女の関係を描き、今日の問題を予見した傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホン
3
図書館で懐かしい作家の名前と題名から読んでみた。私が生まれた頃の作品で喫茶店のコーヒー代が50円の頃の物語。熟年のほのぼのとした男女の交流を中心にその家族、友人とかを通してそれぞれに悩みを抱きながらも周囲から前向きな刺激を受けながらそれを克服していく。読んで心が洗われる思いになる。今でも十分に通じる。読んで良かった。2018/06/28
ぴぴ
1
ほんわかしました。幸せな気持ちになります。重たい本を読んだ後に読むと中和できそうです。昭和だなぁという感じ。その当時のお金の価値や結婚への思いなど知ることができました。だけど53才で年寄りと言われるのには抵抗あるわ~(笑)2013/04/12
みぅ
0
古き良き昭和の感じ満載ですね。少し違うけどサザエさんを観てホロっときたりホンワカしたりに似てる気がします。出てくる人たちがそれぞれの幸せと周りの人たちの幸せを願っているのがいいですね。2017/02/11