河出文庫<br> カザノヴァ回想録 〈第6巻〉 ヨーロッパ放浪

河出文庫
カザノヴァ回想録 〈第6巻〉 ヨーロッパ放浪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309465364
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0197

内容説明

出世の野望を打ちくだかれてパリを後にした三十四歳のカザノヴァは、冒険心を漲らせてドイツのケルンへと旅立つ。仮面舞踏会、X市長夫人と教会で果たした情事、シュツットガルトでの賭博と負債の踏み倒し、そしてチューリッヒへの逃亡…。ベルン、ローザンヌ、ジュネーヴ、エクス・アン・サヴォワと続く巡歴の旅は、乗馬姿の美しい夫人や小間使のデュボワやかつての愛人M・Mに似た悲しき尼僧などに魅せられていった彼の官能と情熱の泉でもあった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mak2014

4
カザノヴァ回想録に出てくる女性は当然と言えば当然だがとても魅力的だ。稀代の女性愛好家に好かれたのだから。6巻では前にも出てきた貿易商の娘エステル。カバラに夢中になり、知性のきらめきをふりまく。小間使デュボワ。悪意を抱くF夫人により、暗闇に乗じて交わり病気を移されたカザノヴァの危機をその機知と愛嬌により助けるさまは艶笑喜劇を観ているようでとても愉快。6巻ではヴォルテールとの出会いも記されていて、ヴォルテールの人となりがわかり貴重な記録となっている。2016/09/30

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