河出文庫<br> カザノヴァ回想録 〈第1巻〉 少女たちの誘惑

河出文庫
カザノヴァ回想録 〈第1巻〉 少女たちの誘惑

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  • サイズ 文庫判/ページ数 451p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309465319
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

18
プレイボーイの代名詞・カサノヴァの回想録第一巻。読みながら、「あれ、この寝室って妹も寝てるんじゃなかったっけ?」と思いつつ、人妻との情事がはじまり、そのままなぜか3Pになだれこむという、乱れまくった展開。面白い。源氏物語と一緒に読み比べていきたい。2021/11/14

mak2014

3
プレイボーイの代名詞のようなジャコモ・カサノヴァの自伝。イタリア語ではなくフランス語で発表され、著者名もジャック・カザノヴァ・ド・サンガール。全12巻という長大な作品で第1巻は幼少期から19歳頃までについて。文人としても有名なカサノヴァの文章には品が感じられる。容姿、才気などの魅力で女性だけでなく男性をも惹きつけ様々トラブルにも巻き込まれるが上流階級、キリスト教の上層の人々による援助で次第に成功の階段を上っていく。性的描写は18世紀なのでそれほど露骨ではない。当時の風俗、倫理観などの方がより興味深い。2016/09/14

la filla

0
カザノヴァの享楽主義的な性格と、気の利いた言い回しや冗談が面白い。皆登場人物は奔放なので、オブラートに包んだ言い方でも、とても大胆な事をする。楽しかった過去を懐かしんで大切に紐解いている感じがする。当時の事が分かって、主人公目線でその場を楽しんでいるようだ。2017/09/15

わす

0
意外と女たちが性に積極的で、なかにはカサノバが同意していないのに「ことを運ぼうとする」女もいたり。オナ禁論(ティソにも言及)のくだりでも尼僧院の娘は17歳になるまでに皆が手淫を始めるとも言ってて、階級によっては大らかな時代、あるいはお国柄だったか。「離ればなれに置かれた二個の薔薇の蕾しか見当たらぬ、素晴らしい食卓」「やせ細った蕾を並べ立てた豪華な新種」「いっさいの邪魔物を完全に取り払ったこの魅力ある胸」は微乳を指しているのかしら。邪魔物は乳房のこと?2025/04/22

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