内容説明
世界文学を代表する巨匠にして、小説読みの達人ナボコフによるヨーロッパ文学講義録。なにより細部にこだわり、未踏の新しい世界として小説を読み解いてゆく。上巻は、フロベール『ボヴァリー夫人』ほか、オースティン、ディケンズ作品の三講義に加え、名評論「良き読者と良き作家」を所収。
目次
良き読者と良き作家
ジェイン・オースティン『マンスフィールド荘園』
チャールズ・ディケンズ『荒涼館』
ギュスターヴ・フロベール『ボヴァリー夫人』
著者等紹介
ナボコフ,ウラジーミル[ナボコフ,ウラジーミル][Nabokov,Vladimir]
1899‐1977年。作家。ペテルブルク生まれ。ロシア革命によりベルリンに亡命、ロシア語で執筆を開始。1940年に米国に移住、大学で教えながら、英語での執筆をはじめる。55年に発表した『ロリータ』が世界的な大ベストセラーとなる
野島秀勝[ノジマヒデカツ]
1930‐2009年。英文学者、文芸評論家。お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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