内容説明
『アンチ・オイディプス』、『千のプラトー』、そして『シネマ』の核心、ミシェル・フーコーの思想、哲学とは何か、そして来るべき政治などについて、明快かつ縦横に語るドゥルーズ自身によるドゥルーズ入門。「規律社会」から「管理社会」への転換を予言したネグリによるインタビューはじめ、いずれも重要な対話群の集成。改訳版。
目次
1 『アンチ・オイディプス』から『千のプラトー』へ(口さがない批評家への手紙;フェリックス・ガタリとともに『アンチ・オイディプス』を語る ほか)
2 映画(『6×2』をめぐる三つの問い(ゴダール)
『運動イメージ』について ほか)
3 ミシェル・フーコー(物を切り裂き、言葉を切り裂く;芸術作品としての生 ほか)
4 哲学(仲介者;哲学について ほか)
5 政治(管理と生成変化;追伸―管理社会について)
著者等紹介
ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル][Deleuze,Gilles]
1925年生まれ。哲学者。1995年、自ら死を選ぶ
宮林寛[ミヤバヤシカン]
1957年生まれ。フランス文学者。現在、慶應義塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aster
55
ドゥルーズの入門書として最適だと思う。やっぱり入門書は他の人間が書いたものより本人の方が良い。他人の物はそれでも分からない時に読むのが良い。疲れました……これからどうしよう…2021/03/21
zirou1984
46
なんとなく読めてなんとなくわからない、それでも面白く読めてしまう『アンチ・オイディプス』出版以降の対談と知人の本への序文をまとめたもの。最低限の概念さえ押さえておけば、映画論以外の箇所は読み通せる入門書的内容になっている。哲学の重要な仕事は概念を生みだすこと、その主張には必ずしも賛同してないのだが、軽やかとすら言えるその語り口のグルーヴ感は心地良く、彼が重要視した知覚や思考といったものが見事に実践化されたものになっている。その思想は専門家が研究する以上に、市井の日常によく馴染むものかもしれない。2016/05/22
ころこ
45
雑誌のインタビューなので文体が肩透かしの感がありますが、ドゥルーズのテクストに先入観なく読みたい人にはお勧めです。他方で内容は文脈依存的なので、細かくこだわる必要はないかと。何となく言葉を追うだけでも、普段は普通の言葉を使っているというのが分かります。2021/09/21
燃えつきた棒
37
ドゥルーズの対談や、知人の本に寄せた序文などをまとめたもの。 対談なので比較的読みやすいのではないかと思い、手に取った。 とはいえ、例によって、理解したとは言い難いので、読書ノートという形で心に残った箇所を引用するに留めたい。/2023/09/17
フリウリ
21
●生成変化を乱したくなければ、動きすぎないように心がけるべきだ。●たいしたことを言えないなら、語るべきでない。言わない、見解をもたないというのは心地のよいことだ。●人の生涯でおもしろいのは、空白、欠落部分。運動が成り立つ理由は、こうした空白のなかにある。いかにして運動を成り立たせるか、壁を突き抜けるかと問うことが、難局を切り抜ける道。●だとしたら、動きすぎることも、しゃべりすぎることもないように気をつけるべきだ。偽の運動を避け、記憶が消えた場所にとどまれ。★動きすぎるな、しゃべりすぎるな。92026/04/14
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