内容説明
ピノッキオは、ジェッペットさんのこしらえたあやつり人形。口をきいたりおどったりできるふしぎな人形ですが、いたずら好きでなまけもの。お話しするコオロギや空色の髪の妖精、船をも丸ごと飲みこむ大きなフカなどにであう大冒険の末、人間の子どもになれるでしょうか。十九世紀のイタリアでうまれ、世界中で愛されている児童文学の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taku
14
いっぱしの朗読家のつもりで子供へ読んであげた。随分と教訓に満ちた内容なんだな。ダメガキの見本みたいなピノッキオ。でも子供はこういうところがあるもの。だから、思いやりと正直さ、勇気の大切さを一緒に考えていけるのはよかった。自分の意思で正しい選択ができるように、自分の足で歩めるように。虚言、意志薄弱、無自覚、強欲、怠惰。大人にも教訓になる。あやつり人形であった自分を見たピノッキオの台詞は、滑稽な自分を脱ぎ捨てられない全ての人へのカウンターパンチだ。2020/04/23
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1
この河出文庫版はエピソード省略があるらしい、角川の新訳のそれは完訳とついてないから、イタリア語なりで読まないと全ては読めないのかしら。英語は、有名作品だとダイジェスト多い気がする、日本語よりも。2015/05/18
黑猫
0
2006年1月27日読了2006/01/27