内容説明
ギリシアの大富豪の家に生れ、若いころから欧米の社交界に精通している異色のコラムニスト、タキ―。ニューヨーク、ロンドンを股にかけて活躍し、“金持のなかのテロリスト”と呼ばれる有名人タキがウィットをまじえて物語る、本物の上流社会(ハイ・ライフ)そしてそのライフ・スタイル。
目次
LAコネクション
ヨーロッパ人の襲来
ギリシア、ロンドン、ニューヨークに住む優雅な暮し
モンテ・カルロ・グランプリ
世界一のスキー場に集まるスノッブたち
悦楽の島
9月にシックが行く島
タキ氏のニューヨーク案内
ニューヨークの1週間
〈スタジオ54〉の終焉
王様の学校
王子さまとプレイボーイ
アガ・カーンの優雅な暮し
ジョイ・オヴ・ロイヤル・セックス
チャールズ皇太子の1日
ジャッキー・ケネディ姉妹の生きかた
ヘンリー・フォード2世、あるいはアメリカ人のばか正直について
パリの高級娼婦
古き良きパリ
ニューヨークへの熱い想い
ウィンブルドン
アレクサンダー大王よもう1度
プレイボーイの条件
往年のハスラーたち
マニキュアを塗った拳〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lisa Tada
3
3度目の再読。20歳代に2回読んだ時は、ゲラゲラ笑いながら読んだが、30年後の再々読後感はアンニュイな気分。世界の王侯貴族や大富豪の、ばかばかしい生活をシニカルに記事にしている。いわゆるノブレスオブリージュ(社会的に地位の高い者は、社会に対して身分に応じた義務を負う、という概念)のない王侯貴族や大富豪を冷ややかにこき下ろす。大金持ちの方が持たざる者より幸福であるが、いくら身分が高く金があっても人生哲学といえる「スタイル」のない者は偽物。人間に大事なのは人間性とユーモア。なぜ再読して悲しい気分になったのか?2024/06/09
Witch丁稚
0
歴史上のじゃない人物名が全然わからない。2023/10/28
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