河出文庫<br> O・ヘンリー・ミステリー傑作選

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河出文庫
O・ヘンリー・ミステリー傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309460123
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

69
【O・ヘンリー誕生日読書会’24】イベントで読むため、図書館で探してたら「ミステリー」と題された本書を見つけ、そんなの書いてたの?と手に取った。中身は、犯罪をテーマとした短編が集められていて、ミステリーと言うのはどうかなと思ってしまった。O・ヘンリー自身、刑務所に服役したこともあり、そういう犯罪者たちとも触れ合うこともあったのだろう。犯罪者たちを人間としてとらえ、O・ヘンリーらしく人生の機微を描いている。遺稿となったという未完の「死刑囚の夢」も収められているが、最後まで書いて欲しかったなぁ。2024/09/13

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

52
『最後の一葉』や『賢者の贈り物』のように教訓的で素敵な物語も多いけど、O・ヘンリーは、本質的にはサービス精神と遊び心に溢れたエンターティナーだという事がよく分かります。金庫破りや詐欺師など【犯罪】をキーワードにした28篇の物語。名探偵「シャムロック・ジョーンズ」というパロディ小説も3篇収録。もとは公金横領で服役した銀行員。囚人仲間から聞いた話をネタに書いた物語を出版社に投稿し、出所した時は作家になっていたという経歴の持ち主だけに、身近な題材なのかも。28話中24話が本書で初めて翻訳された物語だそうです。2014/09/13

future4227

32
O・ヘンリーといえば『最後の一葉』が有名すぎて人生訓的な小説のイメージが強いが、ミステリーというか犯罪小説的な短編も数多く残していることがわかる。しかも、1984年刊行時にまだ200編以上もの未訳作品があったとか。その後、翻訳作品は増えたのだろうか?正直オチが理解しづらい作品も多いが、『あやつり人形』『とりもどされた改心』は悪人の心の中に潜む良心をうまく描いていて好きな作品だ。また、至る所で日露戦争の話題が出てくるところを見ると、当時アメリカでもかなり注目を浴びていた戦争だったのだろうか?2017/04/24

Panzer Leader

30
[O・ヘンリー誕生日読書会’16]「最後の一葉」、「賢者の贈り物」等の心を打つ暖かい結末の作品に慣れ親しんでいたので、ミステリーというよりは犯罪をテーマにした本短編集は自分が思っていたようなテイストではなかったが、それでも様々な趣向を凝らして読者を楽しませる術を知っているオー・ヘンリーは正にエンターテイナー。 2016/10/19

A.T

23
【O・ヘンリー誕生日読書会’19】今年で数度目の参加で、やっと、O・ヘンリーの読み方がわかってきたかも。落語の小噺風にオチを見つけて楽しむのが私流かな。「20年後の再会」が結局、一番。2019/08/24

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