出版社内容情報
【目次】
内容説明
延宝二年、肥後細川藩で起きた謎多き一揆「仏原騒動」。凄惨な結末を迎えることになる首謀者一族の娘・おさごの前に突如現れた「もののけ」の正体とは!?約三五〇年の時を跳び「不思議なチカラ」に導かれて出逢った二人。バッドエンドの史実は覆せるのか―熊本を舞台に現在と過去が交錯する。惹かれ合う二人の運命は!?
著者等紹介
梶尾真治[カジオシンジ]
1947年、熊本県生まれ。福岡大学経済学部卒業。1971年に「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。2004年より専業作家に。代表作に『怨讐星域』(星雲賞受賞)、『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞受賞)、『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Atsushi Kobayashi
19
よく地方の歴史に数行出てくる一節を よくここまで説いたものだと感心しました。 最後のまとめが大変かと思いましたが、まあいいかと2026/05/14
信兵衛
18
<仏原騒動>を梶尾さんなりに解き明かすストーリーと、梶尾さんらしいタイムトラベルロマンスを組み合わせた物語。 後者部分については、似た雰囲気の「未来のおもいで」を思い出させられます。 ただ、本作におけるロマンスの決着の付け方は、かなり無理矢理と感じざるを得ません。それ故、イマイチという読後感。2026/04/04
伝奇羊
8
エマノン以外の梶尾真治は初めて読んだ。仏原騒動を題材にした伝奇物、結局騒動は起きずに済んだのか不明だがもっと厄介なことになって終わったようだ。2026/05/01
vivahorn
5
2026年は梶尾真治先生豊作の年。上半期で3冊も出版している。タイミングが合ってしまったとはいえ、短期間で3冊は凄すぎる。既に2冊は読了し、最後の3冊目を満を持して万感の思いで読み始めた。本書は題名から判断して「ゑゐり庵綺譚」「壱里島奇譚」「アラミタマ奇譚」「白鳥山奇譚」と同じ奇譚系のシリーズの一環と捉えた。しかし、実際に読み終えてみると、本当にこれはカジシン作品なのかと目を疑った。SF設定(「時間」との闘い)と主人公とヒロインの強い心の結び付きがまるで無い。諦めて次回作を待とう。2026/05/31
hidetama
3
三日かけて大事に読んだ。 現代と過去の同時進行。彼には過去、彼女には未来、大きな事件に焦点を合わせ物語りが進む。時代の閉塞感の中でもがく人々、凄惨な歴史を包むカジシンマジック。不穏な余韻も素晴らしい。2026/03/14
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