河出文庫<br> 百合小説コレクションwiz〈2〉

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河出文庫
百合小説コレクションwiz〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309422343
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

変わらない熱、変わりゆく在り方。幼なじみ、憧れの先輩。名探偵、吸血鬼。映画の記憶、忘れぬ想い出。愛以外に何がある? ……8人の名手が書き下ろし・オール読み切りでおくる、百合小説アンソロジー。

〈収録作品(全8篇)〉
阿部登龍「わたしが愛したファイナルガール」
空木春宵「fallin' XXXX with...」
桜庭一樹「来世は春の泥になりますように」
雛倉さりえ「庭園香」
文月悠光「気づかれない私たち」
麻耶雄嵩「大行司春香最初の事件」
宮田愛萌「檜扇」
宮田眞砂「十年経っても」


【目次】

内容説明

「十年まえまでは、女の子同士で結婚することはできなかったらしい」いつの世も変わらない熱、いつの日か変わりゆく在り方。幼なじみとの再会。名探偵とワトソン役。憧れの先輩。吸血鬼との同居生活。映画の記憶。「愛以外に何がある?」…8人の名手が書き下ろし・オール読み切りでおくる、百合小説アンソロジー、全8篇。

著者等紹介

阿部登龍[アベトリュウ]
1992年、北海道生まれ。「竜と沈黙する銀河」で第14回創元SF短編賞を受賞し、デビュー

空木春宵[ウツギシュンショウ]
1984年、静岡県生まれ。駒澤大学文学部国文学科卒。2011年、「繭の見る夢」で第2回創元SF短編賞佳作を受賞し、デビュー。2021年、初の作品集『感応グラン=ギニョル』を刊行。第8回飯田賞、および、第24回Sense of Gender賞特別賞を受賞した第2作品集『感傷ファンタスマゴリィ』収録の「さよならも言えない」「4W/Working With Wounded Women」では、弱者を弱者のままに留めるディストピアに対し、いかに裂け目をつくっていくかが検討される

桜庭一樹[サクラバカズキ]
1971年、島根県生まれ。1999年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年、『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、2008年、『私の男』で直木賞を受賞

雛倉さりえ[ヒナクラサリエ]
1995年、滋賀県生まれ。第11回「女による女のためのR‐18文学賞」の最終候補作「ジェリー・フィッシュ」を表題作とした作品集(のちに『青がゆれる』に改題)で、2013年にデビュー

文月悠光[フヅキユミ]
1991年、北海道生まれ。詩人。2008年、第46回現代詩手帖賞を受賞し、デビュー。第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で第15回中原中也賞、第19回丸山豊記念現代詩賞をいずれも史上最年少受賞

麻耶雄嵩[マヤユタカ]
1969年生まれ。「銘探偵・メルカトル鮎」シリーズ、『隻眼の少女』など

宮田眞砂[ミヤタマサゴ]
『夢の国から目覚めても』『セント・アグネスの純心 花姉妹の事件簿』など

宮田愛萌[ミヤタマナモ]
1998年生まれ。『きらきらし』『あやふやで、不確かな』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

19
8人の名手が書き下ろし・オール読み切りでおくる、多様性に富んだ百合小説アンソロジー第2弾。友達の女の子とママとお母さんの知らなかった過去を知る冒険。離れ離れになった幼馴染との突然の再会。名探偵を1年間悩ませた未解決密室殺人事件の思わぬ真相。先輩への憧れと呪縛。香道で繋がったギャルが抱える苦悩。同棲相手の吸血鬼との共依存関係。銃乱射事件で亡くなった親友への想い。自分をずっと気にかけてくれた友人との絆。少しずつ変わっていく不安定な関係性を噛みしめるようなそれぞれの距離感がどれも秀逸で印象に残る短編集でしたね。2026/04/06

うさみP

6
太陽よ、月よ、星々よ、私たちはここにいる。どの作品も上質だが、読み手の百合に対する思想によって印象や濃淡が分かれるけど、これこそアンソロだな。ママとお母さんの娘が友達と己のルーツを探す冒険『十年経っても』は、あらゆる営みに潜む苦しみを優しく肯定して居心地が良かった。香道と名家ギャルの組み合わせがオタクを撃ち抜く『庭園香』薬○吸血鬼と彼女を支える少女の変奏奇譚は心苦しい『fallin‘』多数派による暴力と搾取、ままならない中でのシスターフッドをポップに重く書く『来世は春の泥〜』のは流石。2026/03/15

ジャム

3
百合小説アンソロジー。麻耶雄嵩「大行寺春香最初の事件」はお嬢様学校で名探偵と呼ばれる大行寺春香を1年間悩ませる未解決の密室殺人事件を彼女のワトソン役を巡って争われる百合要素と絡めて痛快な1編だ。他には先輩後輩の百合の呪縛を描いた宮田愛萌「檜扇」、吸血鬼に命を救われ契約を交わした女性を描いた空木春宵「fallin,XXXwith...」、ホラー映画を一緒に撮った最愛のファイナルガールを銃乱射事件で亡くし仮想世界に逃げ込む阿部登龍「わたしが愛したファイナルガール」が印象に残った。2026/03/29

不璽王

3
マストバイ。傑作率がすごく高い。雛倉さりえはちょっと筆舌に尽くしがたい良さがあるし、麻耶雄嵩桜庭一樹といったベテランから阿部登龍空木春宵といった新鋭も力作揃いでかなり良かった。マストバイ2026/03/18

ひろ@ネコとお茶愛

2
桜庭さんのを読みたくて購入しましたが、ぜんぶよすぎて泣いた。たまらない百合…ひとことではとても言い尽くせないそれぞれ唯一無二の距離感!好きな作家さんの世界と新しい作家さんとの出会いに感謝。このアンソロジーは2とのことなので息を吸うように1も買う。絶対だ。2026/03/20

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