出版社内容情報
【目次】
内容説明
時は一四世紀、ベテルギウスが超新星爆発を起こし、二一世紀の地球へと謎の粒子が飛来したとき、全生命の知能は飛躍的に高まりはじめた。のちに〈輝きの七日間〉と呼ばれることになる人類文明史上最大のイベントが幕を開けたのである―SFマガジン連載版を著者みずから改稿、幻の長編SFがついに初刊行。
著者等紹介
山本弘[ヤマモトヒロシ]
1956年、京都府生まれ。作家。京都市立洛陽工業高等学校電子科卒業。ゲーム制作、漫画原作、アンソロジー編集など、幅広い分野で活躍。「と学会」初代会長(2014年に退会)。78年、「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。87年、ゲーム創作集団「グループSNE」に参加し、88年、『ラプラスの魔』にて小説家デビュー。2011年に『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞日本長編部門、16年に「多々良島ふたたび」で第47回星雲賞日本短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
活字スキー
17
2024年冬、かねてより予測されていたベテルギウスの超新星爆発がついに観測された。642光年の彼方で発生した未知の粒子は地球にも降り注ぎ、病める人間社会に劇的な変化をもたらすことに⋯⋯。人間の愚かさと現実の不条理に傷つきながら、それでも、人間を愛し未来を信じようと足掻き続けた山本弘の精髄。 2025/11/17
本の蟲
12
逝去されてる作家なので、もう見ることはできないと思っていた長編SF(SFマガジン連載作だったが初刊行)。超新星爆発で飛来した未知の粒子により、人類の知性が飛躍的に増大。陰謀論者や楽観的な未来予想をしていた人は愚かだった自分に絶望し、認知能力と共感力の高まりで「争う事が人類の性であり、活力」の嘘が暴かれる。知性(共感力)が高すぎると暴力を忌避し、無知で短絡的な集団に排除されるため、進化の過程で「ある程度知性を抑えた人類」が生き残ったという説は興味深かった。人類の進歩への願いを込めた物語。下巻へ2026/01/05
めい
9
著者の遺作。ベテルギウスの超新星爆発から降り注がれた粒子により人類の知能が劇的に向上する。しかしその期間はわずか7日間、まさしく人類みなチャーリー・ゴードン状態。技術は数日のうちに著しく向上の兆しが見られ、宗教や詐欺者、独裁者は窮地に見舞われる。投降したテロリストが救われるように、ロジックと心情面でミスマッチの場面も出てくるのは良いことばかりでもなさそう。2025/11/21
METHIE
5
山本弘先生、幻の名作にして、遺作。 超新星大爆発により、全世界で「アルジャーノンに花束を」が起きる。 流石にヘタクソな小説家が自殺するシーンは笑ってしまったが、一人称と三人称がごっちゃになったり、現代劇からSFになったりする小説を読んでいるとなぁw 下巻に続く。2025/12/12
ゾロりん
3
ほぼ一気読み。令和7年に読まれるべき本。下巻読むよ。2025/11/17
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