出版社内容情報
【目次】
内容説明
雪そして冬、を題材とした怪談アンソロジーは意外に少ない。そこに挑んだ作品集。小泉八雲の「雪女」など三作をはじめ、文豪の名作から、実話系、ノンフィクション、雪山の怪談話まで。湿潤な日本の風土が生んだ、哀しさ、不思議、またその中にもうかがえる温もりを、囲炉裏端で耳傾けるようにおたのしみください。
著者等紹介
小泉八雲[コイズミヤクモ]
1850年、ギリシャ生まれのイギリス人。作家、英文学者。本名、ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)。19歳で単身渡米し、ジャーナリストとして活躍。90年、ハーパー社の通信員として来日し、翌年、松江の小泉節子と結婚。96年、日本に帰化。松江中学、第五高等学校、東京帝大などで英文学を講じながら、欧米に日本を紹介する著書を数多く刊行。1904年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさ☆( ^ω^ )♬
6
面白かったのだが、解説も何もないので、なぜこの作品たちがセレクトされたのか不明。編み人も不明。雪・冬というテーマのみ。小泉八雲ブームに乗ってやっつけ仕事で出版したのではないか?と勘ぐってしまう。アンソロジーは編者の思いを知るのも楽しみなんだけどな。「雪女」は定番の面白さ。「幽霊滝の伝説」は何度読んでも結果が怖い。八雲以外では「北斎と幽霊」「八甲田の幽霊」が一番面白かったかな。関連作品を読みたいと思った。2025/10/02
19番ホール
0
冬や雪にまつわる江戸以降の怪談を集めたアンソロジー。明確に結末がつく話もあれば、怪異がただそこにある話もあって楽しい。大雪の中、路上に座る老婆を別々に見かけた4人の男の運命を描く『妖婆』がとくに好き。情景の美しさと事象の不気味さ!2025/09/23




