河出文庫<br> マイ・ディア―親愛なる物語

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河出文庫
マイ・ディア―親愛なる物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309421773
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

孤独で不器用なアンが祝福されてゆく物語『赤毛のアン』、森に生きるエルノラの日々や成長がゆたかに描かれる愛読書№1『リンバロストの乙女』、子どもたちの幸福な食事を共に楽しむ『秘密の花園』、そして時代の制約のなか、自分に忠実に執筆し続けた女性作家たち――。氷室冴子が〈腹心〉の友である少女小説への愛を綴った名エッセイ。
解説=斎藤美奈子
〈目次〉
まえがきにかえて
いとしのマシュウ
 『赤毛のアン』
オルコットかモンゴメリか
 『八人のいとこ』『花ざかりのローズ』
ハウス食品におねがい
 『リンバロストの乙女』
ストーリーテリングということ
 『若草の祈り』
軽やかなワルツみたいに
 『少女パレアナ』
ミスターの魅力
 『少女レベッカ』『レベッカの青春』
心ふるえて……
 『十七歳の夏』
ひとやすみにお茶を……
 『秘密の花園』『あしながおじさん』『丘の家のジェーン』『昔気質の一少女』
〈付録〉友人Aへの手紙
あとがき
解説 斎藤美奈子

内容説明

孤独で不器用なアンが祝福されてゆく物語『赤毛のアン』、森に生きるエルノラの日々や成長がゆたかに描かれる愛読書No.1『リンバロストの乙女』、子どもたちの幸福な食事を共に楽しむ『秘密の花園』、そして時代の制約のなか、自分に忠実に執筆し続けた女性作家たち―。氷室冴子が〈腹心〉の友である少女小説への愛を綴った名エッセイ。

目次

いとしのマシュウ『赤毛のアン』
オルコットかモンゴメリか『八人のいとこ』『花ざかりのローズ』
ハウス食品におねがい『リンバロストの乙女』
ストーリーテリングということ『若草の祈り』
軽やかなワルツみたいに『少女パレアナ』
ミスターの魅力『少女レベッカ』『レベッカの青春』
心ふるえて…『十七歳の夏』
ひとやすみにお茶を…『秘密の花園』『あしながおじさん』『丘の家のジェーン』『昔気質の一少女』

著者等紹介

氷室冴子[ヒムロサエコ]
1957年北海道岩見沢市生まれ。藤女子大学国文学科卒。在学中の77年「さようならアルルカン」で小説ジュニア青春小説新人賞佳作入選、デビュー。80年代から90年代前半、集英社文庫コバルトシリーズ(のち、コバルト文庫)を中心に活躍。『海がきこえる』はスタジオジブリによりアニメ化された。2008年51歳で逝去。17年氷室冴子青春文学賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

34
51歳で亡くなられた氷室冴子さんの読書エッセイ。著作は未読ですが、今はもうない集英社コバルト文庫などで活躍されスタジオジブリでのアニメ化原作もある作家として認識していました。そんな作家が子供時代に出会った家庭小説への作品愛を語る内容です。家庭小説と呼ばれていた作品群、例えば「赤毛のアン」や「若草物語」といったものがあるが高度経済成長期の日本では家庭に入り支える良妻賢母を育成するための教材として見られていた時代があった。しかしそんな背景はお構いなしに好きな小説を好きと肯定する作家の愛が感じ取れる1冊でした。2025/09/14

紅咲文庫

26
復刊にて初読。復刊されていなければ読めなかったと思うとほんとうにありがたい。赤毛のアンも、他の作品も読んで味わってとっぷりと浸りたい。付録として掲載されている冴子先生から友人への手紙も、作品の地盤となっている思いが溢れた瞬間を見せてもらえたようで胸が熱い。アンはどうして初対面のマシュウに馬車のうえであんなにしゃべり続けたのか。anneの綴りがeで終ることを執拗に主張したのか。この本を読んだ後であれば、まだ幼い少女だったアンの気持ちが迫ってくる。まずはアンの再読と『リンバロストの乙女』を読んでみたい。2025/04/22

タカギ

25
氷室冴子が好きな「家庭小説」の話をしている本。ほとんどぜんぶ海外の話。この「家庭小説」というのは、たぶん英語だとドメスティック(家庭的な)ノベルとでもなっているのではないかと思う。帯では「少女小説」とされているけど。『赤毛のアン』すら読んだことがない私は、『リンバロスとの乙女』も『少女パレアナ』も初めて目にするタイトル。でも少女たちがいろいろ工夫して人生を切り開く様子が胸熱な感じはなんとなく伝わった。あと、付録の手紙がさすがの慧眼でうなった。2025/10/21

あじ

24
氷室さんから頻出する「家庭小説」という言葉に、もぞもぞしてしまいました。無知の初耳でしたもん。かつてモンゴメリーやオルコット、ポーターのジャンルはそう呼ばれていたのですね。家庭小説の魅力を十分に享受できましたが、それ以上に歯切れよく理路整然とした文章を書く氷室さんの方に惚れてしまった私。知りたい、氷室さんを!どこから手を出せばいいのだろう。詳しそうな読友さんがいるので、声をかけてみようか。皆さまからのコンタクトも待ってます。◆90年刊の復刊 2025/11/07

Kei.ma

18
作者が大好きだという家庭小説がこの本いっぱいに紹介されている。そもそも本好きの出発点が野口英世伝記という。わーい、僕と一緒だいと親近感が沸いてきて。だが、それからモンゴメリの仲間になった作者に対して、おばさまの長い長い会話に脳波を撹乱されることを嫌い日本文学全集に向かった読者では路線が分岐した。とはいえ、素直に言うと紹介された本に惹かれ始めている。さしずめ「リンバロストの乙女(ジーン・ポーター著)」に。2025/12/03

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