河出文庫 古典新訳コレクション<br> 竹取物語

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河出文庫 古典新訳コレクション
竹取物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 144p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309421711
  • NDC分類 913.31
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かぐや姫×森見登美彦!
1000年以上も読み継がれる「物語の原型」を
竹林をこよなく愛す当代の人気作家が現代語訳!
翁がある日、光る竹の中に見つけた可愛らしい小さな人。やがて絶世の美女に成長したかぐや姫は、言い寄る求婚者たちに無理難題を課す。恋に破れ去る男たち、そして、「その日」は近づく――千年以上も前に書かれ、読み継がれてきた異世界譚を、竹林に並々ならぬ思いを寄せる作家・森見登美彦が現代語訳した必読の一冊!
竹取物語とその現代語訳にまつわる舞台裏をたっぷり語った講義「作家と楽しむ古典 僕が書いたような物語」、竹林の中へ入り込んだ幼少期の原体験からはじまる文庫版のための書き下ろしあとがき「生きていることのふしぎ」も収録。
【もくじ】
竹取物語
全集版あとがき 千年の失恋
特別収録 講義「作家と楽しむ古典」 僕が書いたような物語
文庫版あとがき 生きていることのふしぎ
解題 大井田晴彦
【著者略歴】
1979年、奈良県生まれ。2003年、京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞、14年『聖なる怠け者の冒険』で京都本大賞、17年『夜行』で広島本大賞、19年『熱帯』で高校生直木賞を受賞。他の著書に『新釈 走れメロス 他四篇』『有頂天家族』シリーズ、『シャーロック・ホ―ムズの凱旋』など多数。

内容説明

翁がある日、光る竹の中に見つけた可愛らしい小さな人。やがて絶世の美女に成長したかぐや姫は、言い寄る求婚者たちに無理難題を課す。恋に破れ去る男たち、そして、「その日」は近づく―千年以上も前に書かれ、読み継がれてきた異世界譚を、竹林をこよなく愛する森見登美彦が現代語訳。講義「作家と楽しむ古典」も特別収録。

著者等紹介

森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年、奈良県生まれ。2003年、京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞、14年『聖なる怠け者の冒険』で京都本大賞、17年『夜行』で広島本大賞、19年『熱帯』で高校生直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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水色系

35
かつて教科書で読んだ竹取物語がより面白く読める。光輝く竹の中からかぐや姫を見つけたときの翁の一言、「こうして出会ったのも何かの御縁」(P7、8)。いかにも森見さんな一言なうえ、阿呆な5人の求婚者など、森見さんご本人も言っていたが森見節と親和性が高い。感激するレベル。2025/04/01

いちろく

35
池澤夏樹編集の日本文学全集から森見登美彦現代語訳の「竹取物語」を収録した一冊。そのため同著者の『新釈 走れメロス 他四篇』よりも原典に添った内容でもあるが、独特な表現を含め森見作品らしさは十二分に楽しめた内容でもあった。加えて本の4割近くをしめる解説やあとがきも、現代語訳における創作の裏話を覗いたようで興味深かった。帯の「絶世の美女と阿呆な男たち」は、まさに言い得て妙。2025/03/12

播州(markⅡ)

30
物語の出で来はじめの祖。日本最古のSF()!物語に関しては漏れなく内容を知っていたけれど、意外なことに、通して読んだことはなかったのだなぁと改めてびっくり。 モリミーが〇ごとに区分けしてくれているおかげで前後のつながりを意識して読めたのはよかった。たしかに序盤・中盤・終盤とかぐや姫の在り方がかわってるなぁ。千年を経てなお、今も昔も阿呆な男たちは垣根をほじくってみたり、門の前でうごうごするだけなのは進歩ねぇなぁ!と、詭弁踊りを舞いながら書いてみたり。2025/03/22

N島

27
『竹を愛し竹に愛される巨人』森見登美彦氏による、『竹取物語』の現代訳を中心に編まれた一冊。短いながらも丁寧に翻訳された表題作『竹取物語』は、原典の妙味を残しつつも、現代語の快活さを感じさせる言葉選びに、作者の深いこだわりを感じました。物語の本質を大切にし、加筆は必要最小限に留める。それでも五人の求婚者の件には、筆が踊るのを抑えられない様子がうかがえます。『竹取物語』が『昔話』ではなく『物語』としてあることの所以がこの辺にあるのかな…と、勝手に納得している自分がおりましたとさ。2025/03/25

さら

25
森見登美彦さんの現代語訳『竹取物語』。 私の中で『竹取物語』って古典というよりは、おとぎ話や絵本の『かぐや姫』なのですよね。 だからきちんと古典として『竹取物語』を読んだのは、国語の古典の授業以来かもしれません。 森見さんらしくユーモラスに描かれていて読みやすいのではないでしょうか。2025/05/18

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