内容説明
深い呼吸とは、よく生きることそのもの。太古から先人たちが身心の安定の中心的課題としてアプローチしてきた呼吸。身体、心、人づきあいと呼吸の関係など、整体の現場から、身心を整えなおす呼吸の仕方について解きほぐしていく。呼吸を自然と長く深く導く「脱ストレッチ」なども紹介。真の脱力を体感できる本。
目次
序章 呼吸の中に整体がある(身体は一呼吸ごとに生まれ変わる;呼吸の中に整体がある ほか)
第1章 呼吸と身体(深い呼吸の中に心地よさがある;深い呼吸は深い眠り 深い眠りは究極の整体 ほか)
第2章 呼吸とこころ(手が考える、身体が考える;本当に頭が考えているのか?確かめてみよう ほか)
第3章 人と人のあいだの呼吸(呼吸を合わせる、呼吸を外す;呼吸の“間”の引き込み・共鳴 ほか)
第4章 呼*吸の極意(整体の極意は―呼*吸の極意;“間”の加速 宮崎アニメの飛行シーン ほか)
著者等紹介
片山洋次郎[カタヤマヨウジロウ]
1950年川崎市生まれ。東京大学教養学部中退。現在、身がまま整体気響会を主宰。「野口整体」の思想に触発されながら、独自の整体法の技術を創り上げる。21世紀を、身体がものを言う時代ととらえ、身も心も気持ちよく生きるための知恵を提案している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
音楽の才能と呼吸の深いつながり 生きるとはリズム・波動が存在すること 整体の技術は「呼吸の間隙」にしか使えない 呼吸の間隙は吐く息と吸う息の間にある リラックスで呼吸の間が広がる 骨盤底の弾力回復が深い弛緩の鍵 上虚下実はリラックスと集中の指標 呼吸は身心の揺れを吸収する葦 深い呼吸は〈呼〉と〈吸〉の間で緩むこと スマホ姿勢は胸を縮める 胸とお股の呼吸運動は一体 ゾーンは意識から睡眠に入る瞬間に似ている 腸骨、胸下部、喉の呼吸は連動 呼吸していないような静かな感じ 一流でもゾーンは狙って入れない2025/04/15
バジルの葉っぱ
1
呼と吸のあいだの「間」が集中を高めたりリラックスさせる…云々が最後まで腑に落ちないというなピンとこなかった。身体や精神によい呼吸をどのように体得できるかの具体的な方法をもっとたくさん書いてほしかった。2024/12/27