内容説明
「もう、行先、わかるでしょう?大丈夫、地獄へは行かないことよ」美しく我侭なクラスの女王・陽子と、彼女が想いを寄せる無口で風変わりな牧子、そして真面目で弟妹思いの硬派な一枝。一枝と仲良くなりたいと望む牧子だが、陽子の妖しい魅力にはあらがえず…。女学校で繰り広げられる三角関係の行方は?
著者等紹介
吉屋信子[ヨシヤノブコ]
1896年新潟市生まれ。1952年「鬼火」で女流文学者賞、67年菊池寛賞受賞。73年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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