出版社内容情報
すき焼き、ステーキ、焼肉、とんかつ、焼き鳥、マンモス!? 古今の作家たちが「肉」について筆をふるう料理エッセイアンソロジー。読めば必ず満腹感が味わえる選りすぐりの32篇。
著者情報
1967年生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など。『源氏物語』の現代語訳で読売文学賞受賞。
内容説明
ステーキ、とんかつ、焼肉に焼き鳥、欧風にシチューもいいし、生姜焼きだって捨てがたい―果てはマンモスまで!?食べたくなったらもう我慢できない!肉への果てしない欲望と愛情を惜しみなくつづる、満腹必至のお肉エッセイ32篇。
目次
ありが豚(角田光代)
スキヤキスキスキ(阿川佐和子)
エラクなりたかったら独身だ、スキヤキだ(開高健)
牛鍋からすき焼へ(古川緑波)
すき焼きの記憶―「自作の中の味」という課題で(山田太一)
すき焼きが好き(村上春樹)
ビフテキ委員会(赤瀬川原平)
世界一のステーキ(馳星周)
肉それぞれの表情(神吉拓郎)
とんかつとカツレツ(池波正太郎)
味噌カツ(向田邦子)
冬でも夏でも、たんてきに足が冷たいんである(川上未映子)
ビフテキとカツレツ(阿川弘之)
昔のトリ(佐藤愛子)
焼きトリ(内館牧子)
鴨よ!(菊地成孔)
焼肉(久住昌之)
夕食 肉は「血湧き肉躍らせつつ」(井上荒野)
日本風焼肉ブームに火がついた(邱永漢)
ビーフ・シチュー(檀一雄)
血よ、したたれ(伊丹十三)
梅田で串カツ(町田康)
牛カツ豚カツ豆腐(内田百〓)
豚肉生姜焼きの一途(東海林さだお)
長崎の豚の角煮(吉田健一)
バスティーユの豚(四方田犬彦)
豚ロース鍋のこと(吉本隆明)
豚のフルコース(島田雅彦)
ギャートルズ(園山俊二)
獣の味(平松洋子)
韃靼ステーキ(三宅艶子)
肉がなけりゃ(色川武大)
感想・レビュー
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