河出文庫<br> 音楽家の世界―クラシックへの招待

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河出文庫
音楽家の世界―クラシックへの招待

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309419626
  • NDC分類 760.8
  • Cコード C0173

出版社内容情報

戦後まだ日の浅い1950年刊の、クラシックの魅力をやさしくかつ深く伝える決定版の待望の文庫化。クープラン『クラブサン組曲」からショスタコーヴィチ「第5」まで、53人の66曲。究極の名曲入門。

著者情報
1913年生まれ。音楽評論家。文化勲章、大佛次郎賞、讀賣文学賞。『吉田秀和全集』他著書多数。

内容説明

個々の曲を取り上げて書きながらも、それを通じて全体の歩みが出てくるとよいのだが、というのが私の夢だった。一曲一曲のことを書きながらも、音楽の世界では、この領域はこの人がここまで仕事をし、次のほかの領域はこの人がやりというふうに、世界が埋まっていくような感じをもっていた。(吉田秀和)―究極のクラシック名曲案内。

目次

クープラン『クラヴサン組曲』
バッハ『平均律クラヴィーア曲集』
バッハ『管弦楽組曲第二番ロ短調』
バッハ『マタイ受難曲』
ヘンデル『救世主』
スカルラッティ『チェンバロのためのソナタ ホ長調』(L三七五)
タルティーニ『ヴァイオリン・ソナタ ト短調 悪魔のトリル』
グルック『オルフェオとエウリディーチェ』
ハイドン『交響曲ト長調 驚愕』
ハイドン『弦楽四重奏曲ヘ長調 セレナーデ』(作品三の五)
モーツァルト『ピアノ協奏曲ハ短調』(K四九一)
モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』(K五二七)
モーツァルト『交響曲ハ長調 ジュピター』(K五五一)
ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ ヘ短調 熱情』(作品五七)
ベートーヴェン『交響曲第五番ハ短調』(作品六七)
ベートーヴェン『交響曲第九番ニ短調』(作品一二五)
ベートーヴェン『弦楽四重奏曲第一六番ヘ長調』(作品一三五)
ヴェーバー『魔弾の射手』
ロッシーニ『セビーリャの理髪師』
シューベルト『冬の旅』(作品八九)〔ほか〕

著者等紹介

吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コチ吉

9
流石に大家の書いた文章で70年も経つとはいえ、凡百の名曲案内とは違う。所謂通俗名曲も多いが、作品の名曲たる所以、曲の特質を他の作曲家や時代、地域等の違いから解き明かし、本質に迫らんとする。晩年の吉田秀和は歌曲について異様なまでの偏愛を持っていたように思うが、ここで取り上げた歌曲の貢も特別な熱を帯びているように感じる。2023/06/30

迦陵頻之急

1
三十代後半の著者が、女性雑誌の付録用に執筆した、西洋古典音楽解説書。とかくこの種のものは、既成の資料を寄せ集めて、子供に物を教えるような調子で書く音楽評論家もいるけれど、著者の場合、受け売りを排し、じっくり再考し、語り口も、音楽に関しては入門者であれ、ちゃんと物を考える人間を相手に語る姿勢が窺える。1950年頃、シベリウス、シェーンベルク、プロコフィエフ他が存命、ショスタコーヴィチはまたしても批判の渦中。著者の中でも、幾人かの作曲家の評価は揺れ動いている。啓蒙書とはいえ、本格的な音楽書として読める一冊。2023/05/15

白いハエ

0
バッハ以前から始まる西洋音楽史。バッハすら18世紀なので、思ったよりも若いものなのだと感じる。しかし、その進展と成熟のプロセスはダイナミックであり、絶えず天才を生み出しながら新たな境地の開拓されていくさまは、数千年も続く美術史にも劣らない感動を覚える。文章自体は1950年前後に書かれたものなので、ストラヴィンスキーなどが生きている空気感で書かれているのも興味深い。それなのに、通読したあとでYoutubeにひとつ検索をかけるだけで、恐るべき解像度の良さを感じられる本書の凄まじさは奇跡的だと感じた。2023/07/03

ペンギン捜査官

0
まさにクラシックの入門ともいえる一冊。現代においてクラシックと呼ばれる、教会・宮廷音楽から20世紀の近代名曲に至るまで、吉田氏の豊富な経験と感性による詳細な解説を、ちょっとした小話や作者の経歴とともに知ることができる。 この一冊を片手に鑑賞すれば、霞んで見聴きしていた視界と音が一気に開け、鮮やかな色をもって現れてくれる。 音楽が大好きでいたが古典音楽の入り口に困っていた私にとって、とても幸運な出会いでした。2024/10/13

takataka

0
★★★★☆元は1950年に出版されたもので、1953年に文庫化、1975年に全集に掲載されている。いま読んでも古びていないのは、クラシックを取り上げていることもあるのだが、著者の音楽家や曲に対する評価の基準が読者にわかりやすく伝えられているからなのだろう。2023/07/29

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