出版社内容情報
2019年3月刊の初刊に、「カール・リヒター」「ブランデンブルク協奏曲(アルモニコの」「ピアノでバッハを弾いた人たち」「クリスマスのJ・S・バッハ」の4本を増補。吉田秀和のバッハ論の集大成。
著者情報
1913年生まれ。音楽評論家。文化勲章、大佛次郎賞、讀賣文学賞。『吉田秀和全集』他著書多数。
内容説明
吉田秀和生誕110年。最高峰バッハに関するあらゆる文章を網羅!初刊版に、新たに大増補する、新装決定版!
目次
バッハの「数と神秘」
ロ短調ミサ曲
マタイ受難曲
リヒター/ミュンヒェン・バッハの残したもの
“マタイ受難曲”カール・リヒター指揮 ミュンヒェン・バッハ管弦楽団・合唱団
“目覚めよと呼ばわる声す”カンタータ第一四〇番
“アリア集”コジェナー(メッツォ・ソプラノ)シトリンツル指揮 ムジカ・フローレア
管弦楽組曲第二番ロ短調
「最高」のバッハ―ブランデンブルク協奏曲(全六曲)カール・リヒター指揮 ミュンヒェン・バッハ管弦楽団
マリナーと室内合奏団の“ブランデンブルク協奏曲”
ティボール・ヴァルガ讃(ヴァイオリン協奏曲第二番、他)
シェリングとヴァルヒャ(ヴァイオリン・ソナタ集)
平均律クラーヴィア曲集
エトヴィン・フィッシャーのバッハ
平均律クラーヴィア曲集(第一巻)(フリードリヒ・グルダ)
平均律クラーヴィア曲集(第二巻)(リヒテルとグルダの場合)
幾通りかのバッハ
グールドの“ゴルトベルク変奏曲”によせて
ピノックの“ゴルトベルク変奏曲”―冬に聴く
パルティータ(全六曲)(アンドラーシュ・シフ)
イタリア協奏曲(アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェーリ)
構造と旋律のあいだで(ミルシテインの“無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第二番”)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(シュロモ・ミンツ)
マイスキーのチェロ
無伴奏チェロ組曲(アンナー・ビルスマ)
無伴奏チェロ組曲(鈴木秀美)
カール・リヒター《マタイ受難曲》のことはまだとても書けないけれど
ブランデンブル区協奏曲(全曲)(イル・ジャルディーノ・アルモニコ)
ピアノでバッハを弾いた人たち
クリスマスのJ・S バッハ
著者等紹介
吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風地
朝ですよね