河出文庫<br> 奇想版 精神医学事典

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河出文庫
奇想版 精神医学事典

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  • サイズ 文庫判/ページ数 631p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309418346
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0111

出版社内容情報

五十音順でもアルファベット順でもなく、筆者の「連想」の流れに乗って見出し語を紡ぐ、前代未聞の精神医学事典にして世紀の奇書。

内容説明

五十音順でもなければアルファベット順でもなく、延々と続く「連想」の流れに乗って見出し語を紡いでゆく、前代未聞の精神医学事典。実用性よりもグルーヴを!博覧強記の精神科医による世紀の奇書。

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年生まれ。精神科医。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ATS

13
連想ゲームといった感じで様々なジャンルの話題が次々に出てくる。解説で穂村弘氏が「言葉のびっくり箱」と評しているが言い得て妙であろうと。この本を読まないでいたら死ぬまで知ることのなかった世界(無知の外)があると思うと感慨深いものがある。個人的には詩人の粕谷栄市氏を知ることができたのがよかった。現代詩は読まずにきたので本書を読まなければ知ることなくこの世を去ったのではないかと。筆者は精神科医であり精神医学関連の話題や思い出話なども興味深いものが多かった。しかし本書は合わぬ人には合わないかもしれない笑2021/09/21

やんも

12
読み終わった! 色々刺激的だった。虫歯に錐を突き立てられるようなこともだびたび、後ろから肩を叩かれて振り返ったら鏡に映った自分だったとか、自分分身の肩をつかんで揺さぶって「おい、そうなのか?」と確認してみたくなるなど・・・。まぁ、多くは、ほぉ、へぇ、そういうものかという感じに平静を保って読んでいたのだけれど。 どの項目に引っかかるかは人それぞれ、それだけ広くて深い内容です。事典とありますがあくまで筆者の頭の中の事典、しかも項目の並びは連想順。10年がかりでまとめた労作です。2021/09/28

豆茶

9
あとがきによると、ハードカバーで出版された際、多くの書店で医学書の棚に並べられたとか。お堅い専門書だと思って手に取った人の困惑顔が目に浮かぶ…最初の項目『神』に始まり、空飛ぶ円盤から、島尾敏雄の小説へと、連想の赴くままに話題が万華鏡のように移っていくんだから(もちろん、精神医学が話の核ではあります)。博覧というのは確かに。ただ、小説や映画の感想が若干、上から目線だったり、同業者の出したヒット本の評価がけっこう辛辣だったりと、主観を前面に押し出してくるスタイル、ちょっと疲れる…。2021/09/16

maimai

7
夜寝られなくなるくらいおもしろい。事典としては役に立たないのは、著者が巻頭早々に断っている通り。見出し語がもっぱら「連想」順で配列されているからだ。例えば、【アンダソン神話】の項目。『ワインズバーグ・オハイオ』のシャーウッド・アンダソンの4日間の失踪(4日後に朦朧状態で発見)を、精神医学上の「解離」症状だったと分析する。「解離」とは、精神的負荷に対応するために自己同一性を放逐することで、アンダソンの場合はその中の「解離性健忘」か「解離性遁走」(フーグ)だったと推測する。(コメント欄に続く)2022/06/30

おかだん

6
あゝ、面白かった!これに尽きる。博学で芸術、芸能、文学と多趣味。全然きどって無くて時折毒舌。いわば、時折脱線する人気教授のゼミにせっせと通い、お話に興じる気分。居たなー、こういう先生。聞き足りなくて飲みにも一緒に行ってたり。余りに面白いので、通勤帰りにチビチビ読んでたら一月かかってしまった。精神医学の現状に異議を唱えたり、熱血な所もあって、いい先生なんだろうなーとも感じました。2021/11/20

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