出版社内容情報
すべての知識の源泉は、知覚である
初期インド論理学派の文献にくわえ、ミーマーンサー学派バーッタ派の『マーナメーヨーダヤ』と不二一元論ヴェーダーンタ学派の『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』を翻訳・解説。「思考」に重きをおく西洋哲学とは一線を画す、「知覚」のインド哲学、その核心に触れる!
内容説明
すべての知識の源泉は、知覚である。初期インド論理学派の文献にくわえ、ミーマーンサー学派バーッタ派の『マーナメーヨーダヤ』と不二一元論ヴェーダーンタ学派の『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』を翻訳・解説。「思考」に重きをおく西洋哲学とは一線を画す、「知覚」のインド哲学、その核心に触れる!
目次
1 初期論理学派の知覚論(カナーダ『ヴァイシェーシカ・スートラ』付チャンドラーナンダによる註;マティチャンドラ『ダシャパダールティー』(十カテゴリー論)―慧月造・玄奘訳『勝宗十句義論』から想定されるサンスクリット語テクスト
プラシャスタパーダ『パダールタダルマ・サングラハ』(カテゴリーと功徳の綱要)
ガウタマ『ニヤーヤ・スートラ』(一・一・四)
ヴァーツヤーヤナ『ニヤーヤ・バーシヤ』(スートラへの註)
ウッディヨータカラ『ニヤーヤ・ヴァールッティカ』(バーシヤへの註))
2 参考:他学派の知覚論(ナーラーヤナ『マーナメーヨーダヤ』(ミーマーンサー学派バーッタ派、「真知の道具と対象の解明」)
ダルマラージャ『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』(不二一元論ヴェーダーンタ学派、「ヴェーダーンタ哲学の術語体系」))
著者等紹介
宮元啓一[ミヤモトケイイチ]
1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。現在、國學院大學名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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