河出文庫<br> 貧民の帝都

個数:
  • ポイントキャンペーン

河出文庫
貧民の帝都

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2022年08月11日 16時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309418186
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C0121

出版社内容情報

明治維新を迎えても東京は一大暗黒スラム街でもあった。そこに、渋沢栄一が中心に、東京養育院が創設される。その後の貧民たちは…。

内容説明

帝都の恥隠しか、福祉の柱か。維新直後・無政府状態の江戸市中は、こじきの都と化した。旧幕以来の弾左衛門、車善七配下の賎民組織も窮民救済に組み込まれた。身寄りのない子どもから老人たちの悲惨な実態を追い、資本主義の父・渋沢栄一がいかに貧民救済事業に尽力したか、今に続く苛酷な近代化政策の裏面史を描く。

目次

はじめに―大都市の宿命に抗して
序章 山手線の男
第1章 混乱と衰微の首都
第2章 困窮民を救え
第3章 さまよう養育院
第4章 帝都の最底辺
第5章 近現代の暗黒行政
最終章 小雨にふるえる路上生活者

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イトノコ

22
維新直後、東京の町は貧民で溢れた。幕府が貧民救済に用意していた七分積金は公共工事に費やされた。渋沢栄一らが運営に尽力した、養育院の歴史を描く。/貧民救済の養育院を運営したのが日本の資本主義の父、渋沢栄一だったのは皮肉と言うべきか。渋沢の晩年にはそれ故の苦悩があったようだが、たとえ偽善と言われても彼の行いは尊い。それに対し現代に通じる「自己責任」論を振りかざす行政…でも、確かにある種の貧しい人は人間的にアレな場合も多いから、行政を真っ向から否定できない自分もいる。それこそ自己責任論に毒されている証拠なのか。2022/02/28

fseigojp

8
文春4部作の3作め 渋沢栄一が深く関係していた2022/05/07

ドラマチックガス

7
感想がなかなか言葉にならない。最近、大学教員がいわゆる「排除アート」を学生にみせたところ、ほとんどの学生が「ホームレスがいなくなるからよい」と答えたという記事を読んだ。そういう価値観に移ってしまったことの悲劇を感じる。第5章後半、戦後の怒涛の展開がなんともやるせなかった。それと、慈善活動等を偽善とし、また「施しはかえって相手をダメにする」的な価値観(昔暴れん坊将軍や大岡越前でも見た理屈)について考えさせられた。いっぱいのお酒で事態は何も変わらないかもしれないけど、それでももらったら嬉しいではないか、と。2021/07/28

saba

4
子供の頃の新宿南口付近は、朧な記憶ながら何となく異質な雰囲気だったように思う。それが何なのかは理解できていなかったが。江戸から東京の転換期も無血開城で安全スムーズだったなんてことは全くなく、無政府状態で荒れたと。怖いなー。以後も大都市は常に貧困問題を抱える。全編にわたる糾弾調の文体が時にしんどく感じた…誰も一人では生きていないのに自己責任論が跋扈というけれど、では罪なき者だけが石を投げろ的なら良いのかというと、それもまた別の矛盾があるし。せめて自分に出来ることを少しずつ続けるという意味で、募金をするか。。2021/10/20

teitowoaruku

4
近代化の良い面ばかりが語られる明治維新、語られなかった江戸市民の困窮化について学べる。養育院についても多く触れられていて、まずい面もあったが大きな役割を果たしたという印象。今再びコロナで生活困窮者の増加が予想される中、養育院なき日本はどうなっていくのだろう。2021/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17899933

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。